新作の六重奏作品が完成した。と言っても2014年に作曲し、翌年初演を指揮した五重奏曲"Breeze in A"の改訂。
編成はヴィオラ、ファゴット、2本のトロンボーン、ティンパニー、そしてハープ。
楽器の音域に合わせ、"Breeze in A"の主な部分を全音低くし、この編成ならではの序を新たに作曲した。
葬送、レクイエム、聖歌のような包括的性格を持つこの作品は、次の5部分から成る。
1) カオス的な序:徐々にG音が導かれる。
2) Gを中心音とした鏡像形のシンメトリー音列を組成しつつ主要主題が提示され、完全5度の織物が続く。
3) ハープの無窮動を伴うヴィオラの詠唱
4) ファゴットのレシタティーボ(無窮動のアンチテーゼ)
5) コーダ:ヴィオラ→ファゴット→ティンパニーのカノン
♫ 試聴
最新の画像[もっと見る]
- アルトフルートのための"The Salutation" 再演 8年前
- 《Breeze in A》の指揮/YouTube 10年前
- 島村楽器ピアノフェスティバル語録(第8回~第10回) 13年前
- アルトサックスとピアノのための《詩篇》初演予定 13年前
- ユーロミュージックから「ショパンのノクターン」楽譜出版 13年前
- 6手のための「ショパンのノクターン」編曲/初演予定 14年前
- バリトン歌曲《月》再演/奏楽堂 15年前
- 初見課題曲 17年前
- ウィンドオーケストラ作品の委嘱 19年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます