1年前に植えたカーネーションが冬の間も偶に貧弱な花を咲かせながら生き続け、再び5月になったら蘇った。
周りに密生し、絡みついていた他の植物をすっかり抜き取ると、沢山の花を咲かせた。しかも1年前より範囲を広げて。
無伴奏ヴァイオリン作品が完成した。
冒頭3分間は、4つの音高だけで成る(Gの開放弦、D線のAs、A線のFis、E線のF)。
DNAの4種の塩基:アデニン[A]、グアニン[G]、シトシン[C]、チミン[T]のように、これら4音は組合せ・奏法・リズムを変えながら繰り返され、曲の後半、16分音符の螺旋によって繋がれ、曲全体が有機的に変容・発展していく。
締め切り数日前、夢の中でアマチュアの奏者がその曲の一節をたどたどしく、弱音器を付けて弾いた。弱音器を付けた弦の音はノスタルジックに響く。
目覚めてから、そのアイディアは良いと思い採用した。夢の中で聴いた演奏は、自分が試奏する音だったのかも知れない…。
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