とうとう3月13日に私の住む島にあのB'zがやってきました。
会場は1000人ちょっとしか入らない会場ですが、私はチケットをゲット出来ました。
多くの知り合いがなかなかチケットを入手出来なかった中、本当に嬉しい限りでした。
B'zのライブと言えば、ドーム、野外などでも数万人を集めます。
そんなB'zがなぜわずか1000人の離島のホールでライブをしたのか?
単純にS席8800円で1000席で880万円。
SS席がちょっとあってグッズの売り上げがあったとしても900万~1000万の収入でしょう。
それに対し支出は、
でっかいツアートラック4台と移動の車が少なくとも数台。
ステージ上の出演者はB'zの2人、他3人程。
それに警備、会場案内の黒いスーツを着たスタッフが10~20人位?
グッズ販売のスタッフも10人以上~
運転手も6人以上
一説には100人という話もありますが、、
多くのスタッフを前日の12日、本番の13日、翌日14日まで雇うわけです。
赤字の可能性は十分にあると思います。
離島ゆえ船の欠航というリスクもあります。
大物になればなるほど地方には行きにくいと思います。
それでも(呼んだわけでもないのに)来てくれたのは、
ひとえに「必要とされているなら、どこでも行く」というB'zのお二人の信条(信念)のおかげではないかと思います。
実際に今までも小さなホールや離島には行かれています。
私が18歳の時から大好きだったB'z。
音楽も好きですが、人柄も好きだったのは間違いなかったという思いです(ちょっとタトゥー入ってても、特殊な仕事だからいいです)。
そしてそんなB'zと来島するであろうB'zファン800人。
特にファンの多くは日本各地からやってきます。
島内の事情も分からない、宿も取れず野宿の心配もある。
私としては一個人として大変心配していましたが、
島内の(民間の)有志が集まり、4町の垣根を越えてB’z歓迎委員会が結成されました。
島にやってくる船、飛行機の全便に対し12日から15日まで、お迎え、見送り。
各港、飛行場にのぼりを設置、会場周辺のお店の地図を配布。
また、B'zがやってきた12日の12時20分のフェリーでは新曲に合わせたダンス&大勢とゆるキャラでのお迎えとなりました。
https://www.youtube.com/watch?v=0ug2xIMROEw
これは(ゆるキャラは除き)すべて民間での出費です。
それぞれ仕事があり忙しい中、出費と多くの労力をさいた理由、、、
それは、、、
やっぱり「壱岐に来てくれてありがとう」じゃないかな。
大物アーティストが来る、だから島をアピールするチャンスだ。
というのもあったとは思います。
だから売上アップを図ろうという意見もあったと聞きます。
でも、私もそうですが、純粋に「もてなしたい」という強い気持ちが島の皆にはあったのです。
そして、B'zさんだってこちらから呼んだわけでもなく、
リスクを負ってまで、島のファンの為にいらっしゃってくださいました。
そのB'zさんの純粋な気持ちに、
純粋な気持ちでお迎えをしたわけです。
残念ながら私は歓迎委員会のメンバーではありませんでしたが、気持ちは一緒だったと思います。
そして、B'zさんもライブにて「感動した」とおっしゃってくださり、
多くのB'zファンの方々が島を好きになって下さったようです(Twitter等で反響)。
でも、歓迎委員会の皆さんは本当に優秀な方々ばかりでした。
優秀な上に心構えも立派でした。
まさかあそこまで、反響があり仕事が出来るとは思いもよりませんでした。
私も今後見習おうと思います。
私が大好きなB'zがやってきて、多くのファンが島を好きになってくれて、
B'zファンだった島民もそうではなかった島民も一緒に頑張った。
そんな日々、状況が私は対して何もしてないけど、幸福で非常に楽しかったです。
稲葉さんも「また来ます」とおっしゃいました。
またいつの日かきっとあるはずです。
また会える日まで。
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