先日楽器にちょっとした傷をつけてしまい、
ガンさんの工房へと預けていました楽器を受け取りに東京は世田谷へと行ってまいりました。
その際、手持ちの楽器の調整もかねてと思いけっこうな荷物となってしまいました。
楽器につけた傷ですが、やはり予想した通り完全な修復は出来ませんでした。
ただ、そんなに大きな傷ではないですし、多少は見えにくくはなっておりましたので、まぁ仕方ないかなぁ~っと多少の諦めと納得の気持ちです。
また、今回の上京にあわせて、東京在住のKさんと私の京都時代の知り合いで東京在住のYさんとガンさん工房で会いました。
KさんとYさんは初対面ですが、いろいろお話(アフリカとか、、)も合ったようで良かったです~
さてさて、
工房ではたくさんの楽器(バイオリン中心)があり、ガンさんの作の作品も数台ありました。
私がカッパモデルを引き取った頃(2008年)に比べると作品の質が変わっているような感じを受けました。
(素人の感想ですけど、、、)総じて品質がアップしているような。
カッパを引き取った頃に比べ、今ある楽器を見た所、どれもとても良く感じました。
また、最近はオールド仕上げの作品も多いです。
私はオールド仕上げはけっして嫌いではないので、いいなぁ~と見ておりました。
中でもとあるお子さんにレンタルしているという楽器はちょっと欲しくなりました。
ただ、音、楽器の雰囲気は私のカッパさんがやはり半歩上かなっと思ったりして
ガンさんの楽器も精度が上がるにつれて楽器の価格も上がっており(上げている?)、
そうそう高額な楽器は右から左へとは売れないのでしょうね、、、
しかし、今後円安が進めば(主にユーロ?)総じて輸入価格があがり、海外の作品は高くなりますので、
比較としてガンさんの楽器が優位になる可能性はあります。
ただ、ドルは円安傾向ですが、ユーロはどうでしょうか??
また、Kさんの楽器、弓も弾かせていただきました。
とてもスタイルが良く、音も私の楽器と似ていました。
年代も2006年と2008年ですのでやはり見た目の違いはあるものの(ストラドモデルとカッパモデル)音は似てました。
ガンさんによるとカッパモデルから古い楽器(風?)の音がでているっとお言葉をいただき、
私も少しそう感じていましたので、その感じ方が間違っていなかった事がうれしかったです。
その後、Kさんの紹介もあり、
代々木のアトリエハーモニーという弓職人をされている河辺さんのお店に連れていっていただきました。
以前、とある演奏家に私の弓と楽器を見てもらい弾いてもらってから、
どうも弓の調子に違和感を感じて仕方なかったので、Kさんにその事をお話しました所、
それなら河辺さんをとご紹介いただきました。
そこは代々木のそんなに大きくないビルのそんなに広くない1室にありました。
え~~、けっこう萎縮してしまいました。
河辺さんはちょっとぶっきらぼうな話し方をされる方のようで、そんなに専門的な語彙も持ち合わせていない私にとって、
弓のどこがどう感じ、以前はどうであったか、今はどうであったか説明するのは至難であり、
「とにかく違う、何だか違う」という程度しか言えません。
そんなこんなを説明しておりますと、毛替えをしてみようという事になり、
私の中で「そうだ毛替えだ、、」という情報が出てきましたので、毛替えをお願いしました。
毛替えを終え、
毛の張り方を見てみますと、なんだかすっきりな感じで、持った瞬間はなんとなく「良い」と感じましたが、
河辺さんによると2~3日様子を見てくれという事でした。
毛替えはすっきりでしたが毛替えの価格はすっきりではなかったですが、
これで調子が戻るならばお安い物です。
最後は河辺さんもちょっと笑顔があり、安心した次第です。
ツンデレさんですね
さてさて、、
今日1日たって弾いてみました。
確かに良くなっていると感じました。
後2日経ってどこまで調子があがるか期待したいところです。
しかしながら、、
弓にたいする不安感はまだ残っており、これを機に新作にかぎり状態の良い弓を探してみようかな~っと思えてきました。
今後今までお付き合いの合ったお店、今回の河辺さん、はたまたオークションまで含め、そんなに高額でない範囲で物色していこうかなと
最後にKさんの演奏を聴いて、以前よりすごくきっちり、上手くなっていらっしゃってました。
いい音でした~
それを見て、普段ではもうちょっとましなのになかなか試奏ではへなへなになってしまうなどと言い訳をし、
また上っ面で弓を動かしているなぁ~っと反省しきりでした。
いい音を出したいですね