ポルトガルの空の下で

ポルトガルの町や生活を写真とともに綴ります。また、日本恋しさに、子ども恋しさに思い出もエッセイに綴っています。

日本語ロゴに夫と爆笑した

2017-08-27 19:28:05 | 日記
2017年8月28日

毎日ではないが、日本語教室の生徒やポルトガルの知人達相手に、塾と称してフェイスブックで日本文化や漢字、愛唱歌、ニュースなどの情報を載せている。

夏休み中なのと、生徒の漢字検定試験に向けての準備も兼ねて、彼らが興味を持ちそうな面白い漢字と言葉を選んでみようとネット検索していたのだが、よくあることで、いつの間にか本題を離れて目にした、外国人が着る日本語ロゴがいと可笑しく、夫にまで声をかけ二人して笑い転げていたのであった。

数年前にブルッセルを訪れた際、街を歩いていて目にしたブティックのショーウィンドーの日本語訳に「なんだ、こりゃ?」とカメラを向けて撮影してきたのに、こんなのがあったのを思い出し、やおら画像を引っ張り出してきた。


「極度乾燥(しなさい)」・・・(しなさい)ってなによ、(しなさい)って、と苦笑しつつ、正面玄関にまで回って写真を撮ってきたのだが、ブティックのロゴにも「(しなさい)」が入っているのには苦笑にすら困ったわたしであった。

以下、ネットで拾った、外国人が着るTシャツの日本語ロゴの写真をば。以下、画像はWikiから拝借なり。

 
       さいでございますか^^ 

 
大変でございますなぁ。        お励みください。

 
あらら、お大事に。       まぁ、よくあることではございます。

 
い、いや、あの、その、ご自慢は分かるんですが、大汗もので^^;


キャバクラと幕府がなんで「いい国」なん!


い、いいけど・・・言わんでもええがな(笑)
 
 
       なんだかなぁ・・・
 
 
いやぁ、お食事処でそれはないっしょ!↑「侍」とまちがっとらんか?酷い!!

おいおい、お前さんがた^^;


「寿司 さしみ」^^;ブルータス、お前もか!って、誰だったっけ、この人?(笑)
 

ダニエル君ねぇ、「Tokyoな」ってなんですのん・・・ま、確かに名詞に「な」をつけることで「な形容詞」になるにはなるが、これはちょっとねぇ。「Tokyo的な」でしょうが。


お、出ましたね、Superdryの「極度乾燥(しなさい)」(笑)

このSuperdry、英国の国際服飾で、「Superdry極度乾燥(しなさい)」がブランド名なのだそうです^^;び、びっくりしました・・・
「極度乾燥」製品は、米国のビンテージ生地と日本に触発されたデザイン、英国テーラーの三つ巴を組み合わせた製品である。極度乾燥ブランドは欧州、北米、南米、中東、豪州、アジアの40ヶ国に展開している。」(Wikiより)
今日ではポルトにも支店がでたんですけどね。

あははは。これは小気味いい。

外国人のTシャツロゴを楽しませてもらったのですが、逆も然りで、わたしたち日本人の英語ロゴも酷いのがあること確信です。昔、息子用に日本から買ってきたTシャツの英語ロゴに「Fry away」ってのがあり、「うは!」と思いましたっけ。そう言えば我がフラットの前のカフェ、「Take Way」と看板が一時出ていましたが、誰かが伝えたのでしょう、じき「Take away」に訂正されました。

気がつかないところで自分もヘンチクリンなロゴの入ったものを着たりしているかも知れないので、クワバラクワバラ。人様のことを笑えた義理ではありません。それにしてもいったいどんな人がこんな酷い日本語ロゴをTシャツにプリントするのだろうかと思わずにはおられない。

変な英語ロゴの多くは英語に疎い日本人が作るのだろうから、日本語ロゴもそれと同じように日本語をかじった外国人が作るのだろうか。それとも手当たりばったり、目に付いた日本語をプリントするってことだろうか? Or、漢字に対する自分たち(外国人たち)の感覚で選ぶのか。大笑いした後で思ったことである。お粗末さまでした。

ポルトの海岸で部分日食観察

2017-08-27 09:22:00 | 日記
2017年8月27日 

日遅れですが、息子の日本帰国2日前、8月21日の日食観察を覚書として今日は書いておきます。

この日は午後7時45分から8時15分の間に日食観察ができるというので、息子と3人、晩御飯がてら海沿いのLeça(レサ)へでかけました。ポルトガル語では日食を「Eclipse(エクリプス)」といいます。

到着してみると、うは!人の列ができていました。


この日のためにポルトのプラネタリウムが一般市民に提供した「天体望遠鏡で日食をみよう」とのイヴェントの列です。




本格的な天体望遠鏡はすごい!



訳も分からず手探りで卓上天体望遠鏡を扱った昔を思い出し、ワクワクしながら望遠鏡をカメラに収めました。

一人10秒だなんて、観測した気もしません。わたしたちは列に加わらず、海に徐々に沈もうとする日を眺めることにしました。


真ん中で手を挙げているのは夕日を浴びた息子


海の上に光を落とし、大きく膨らんだ太陽が大西洋と接触しようとしています。


もう午後8時も過ぎ、やはり肉眼では見えないのかも知れないと思っていましたら、見よ!太陽が欠けている!


夫に肉眼で見ないほうがいいと言われるものの、とてもそんなわけには行きませぬ。ほんの一瞬、写真を撮る間だけ!


ほぼ海と接触した瞬間。↓残照を引きずりながら太陽はあっという間に大西洋に沈んだのでした。


望遠鏡で月が太陽と重なる姿そのものは見ることができませんでしたが、この美しさは望遠鏡とは違った芸術的な観察です。あまりの美しさにため息もでるというもの。

自然の営みはわたしたちに日々、感動を与えていることを忘れがちです。部分日食を眺めながら、この美しい一瞬が時間的に、宇宙では二度と繰り返されないのだと思うと、生命への果てしない愛おしさを感じます。どんな形であれ、一生懸命自分の人生を歩もうと思わずにはいられませんでした。