スペースワールドの佐藤です♪
チュニジア視察レポート第四弾は、ついに南部へ!
まずはケロアン観光からスタートです。
ケロアンはチュニジア中部の内陸に位置する世界遺産の街です。
7世紀より北アフリカでのイスラム発祥の地として、
そしてアラブ王朝の首都としての街の繁栄と共に、
「聖都」としても重要な役割を果たしていました。
11世紀にイスラムの派閥争いの結果、街が破壊されてその後首都としての
役割や繁栄が戻ることはありませんでした。
しかしながら聖都としての役割は変わらず、
イスラムではメッカ、メディナ、エルサレムに次いで4番目に重要な聖都とされています。
ケロアンへの7回の巡礼は、メッカへの一度の巡礼に値するそうです。
朝、5時頃でしょうか。。
大音量のアザーンが私たちを起こします。。
これを聞くと、イスラムの国に来たんだなという実感が一層湧きますね。
アザーン:イスラム教の信徒に対して礼拝の時刻を告げる呼び声
●グランド・モスク
北アフリカ最古のモスクです。
入場口でストールを借り、頭に巻きます。
私たちは礼拝堂内部には入れませんが、ちらっと中の様子をうかがう事ができます。
広い中庭の地面は大理石、中庭を取り囲む回廊はローマ遺跡から流用されているらしく、
荘厳で堂々とした雰囲気です。
●アグラブ朝の貯水池
9世紀に造られた貯水池で、当時のでは最高技術のものだそうです。
14あった貯水池は、現在は大小4つ残されており、
1969年に修復されたものではありますが、現在もケロアン市民の大切な水源だそうです。
観光案内所の屋上から、綺麗な円形が見られます。
●シディ・サハブ霊廟
ここにはムハンマドの同志であるアブ・ザマ・エル・ベラウィが眠っています。
シディ=聖人/サハブ=友人 という意味で、彼はムハンマドと共に旅をし、専属床屋でもあったようです。
ムハンマドのあごひげを常に3本持ち歩いていて、それも一緒に埋葬されているとのこと。
お墓は神聖な場所なのでイスラム教徒しか入れませんが、
それ以外の部分もとても美しいタイルや装飾が見られます。
●メディナの散策
お店が並んでいて賑わっています。
チュニジアでメジャーなお菓子が綺麗に積み上げられていました。
裏路地は水色と白の壁でかわいらしい雰囲気
途中、<ビル・バルータ>を見学
ここにはメッカに通じるという伝説をもつ井戸があり、
その井戸の周りをラクダが歩くと水が汲み上げられる仕組みになっています。
私たちが行ったときは残念ながらラクダはお仕事をしていませんでした
ケロアンは絨毯の産地と知られているのですが、
係員の方に絨毯屋さんに連れて行っていただきました。
お店の中をぐるっと見せていただきましたが、すごく内装が素敵なお店でした。
センスの良い絨毯がたくさん壁にかかっていて、見ていて楽しかったです。
なかなか旅行で絨毯を購入するのはハードルが高いと思いますが、
折りたたむと結構小さくなるようなものもありました。
こういう絨毯って模様もきれいだし、高級品のイメージがありましたが、
以外と玄関マットで大体5,000円くらいで購入できるみたいです。
裏側に、政府認証マークがあるものが安心のようです。
絨毯織りの体験中…
聖都ケロアンをあとにして、南部へ向かいます
途中、ガフサという街で昼食を取りました。
ケロアンからガフサまでは、途中トイレ休憩を含めて約3時間強です。
途中から周りの景色が変わってきて、この後どんな景色が見られるのかとワクワクします
昼食のデザートで、ザクロが出てきました!
日本ではあまり身近ではない方が多いと思いますが、
チュニジアかなりメジャーなフルーツで、秋になると道端で大量に売っています。
昼食後はいよいよ山岳オアシス群の訪問です。
●ミデス
導入編でも触れた、イングリッシュ・ペイシェントのロケ地です♪
アルジェリアとの国境近く。
むき出しの地層の荒っぽさと、うねるような曲線の美しさ。
まさしく息をのむような絶景。。
●タメルザの旧村
●グランド・カスカド(大滝)
私たち日本人にとっては、大滝・・・??となるかもしれません。
でも!この砂に囲まれた地でこれだけの水量があるというのはすごいことなのです。
●シェビカ
オアシスをハイキングしました。
岩山と階段を登るので結構ハードです足に来ます転落注意です
でも、そんなこんなで登っていくと、素晴らしい景色が待っています。
激しい起伏の岩山が広がります。
疲れたけど、頑張って登ってきてよかった~と思う瞬間です。
そして、ヤギ?の像。
この日の観光はこれでおしまい。
車で約1時間のトズールにて宿泊です。
続く
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スペースワールドの佐藤です♪
チュニジア視察レポート第三弾は、遺跡三昧!
<ブラ・レジア遺跡>と<ドゥッガ遺跡>です。
●ブラ・レジア遺跡
シディ・ブ・サイドからは、大体車で2時間強の道のりです。
ここはベルベル系民族の国家、古代ヌミディア王国の首都だったそうです。
ポエニ戦争の際には、カルタゴ側についたりローマ側についたりしていました。
その100年くらい後(1世紀半ば)、反カエサル(ジュリアス・シーザー)側についており、
カエサル側との戦いに敗れて王国は滅ぼされ、ローマの属州となりました。
その後もこの地は発展を続けて、ハドリアヌス帝の時代(2世紀初頭)に絶頂期を迎えます。
(ハドリアヌス帝は前回のブログ(視察②)にも登場しましたね)
ブラ・レジアは、地上に目立った建築物が無い(地震によって崩壊した)ため、
他の遺跡と比べると少し地味な印象があります。
ですが、この遺跡の見どころは<地下>にあります!
世界でも珍しい地下住居の遺跡が残っているのです。
夏の厳しい暑さを乗り越えるため、涼しい地下に住居を移して生活していたのだとか。
保存状態のよいモザイクを見ることができます。
モザイクが見られます
地下への階段と地下の様子
地下があるのに柵などはないので、足元に十分お気を付け下さい!
写真を撮っていて足を踏み外したりしたら大変!結構深いですよ…
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見学後はドゥッガに向かいつつ、ドゥッガの隣り町の『テブルスーク』という街の
ホテルにて昼食をとります。
周遊ツアーでは、ほとんどの食事がツアーに含まれています。
☆ブリック
チュニジア名物!卵と、ジャガイモなどの野菜の包み揚げです。
割ると中から半熟卵がとろ~り♪
☆イノシシ料理
イノシシ肉、どんなもんかと思っていましたが意外と臭みが無くて食べやすかったです。
※食事の内容は変更になる場合があります。
昼食後は世界遺産、ドゥッガ遺跡へ
●ドゥッガ遺跡
チュニジアにはたくさんのローマ遺跡がありますが、
その中でもスケール、状態ともにナンバーワンと言える遺跡だそうです。
ブラレジアの説明でも出てきましたヌミディア王国の、
重要な都市『Thugga(トゥッガ)』として栄えていたそうです。
そして同じように、1世紀半ばにローマ領地となりました。
2~4世紀に繁栄を極めましたが、その後ヴァンダル人の支配のもと衰退していき、
ビザンチン帝国の支配下時代は要塞となりました。
ローマ・ビザンチン複合遺跡として、現在世界遺産に登録されています。
丘の上の遺跡の為、遺跡から見渡す景色も最高です。
周りにはオリーブ畑が広がっていて、緑豊かで雄大な大地を望めます。
見学スタート♪最初から雰囲気満点です!
入ってすぐの劇場。大きくて迫力があります。
リキニアの浴場の床にはモザイクが残っています
遠くから見ても圧倒的な存在感を誇るキャピトル。
6本の円柱は高さ8メートルもあります。私たちがだいぶちっぽけに見えます
前日からカルタゴ、そしてブラ・レジアとドゥッガと遺跡を回りましたが、
遺跡を通して、そこに2000年近く前の人々の暮らしや文化を感じることができました。
ドゥッガ遺跡見学後は、一路チュニジアの古都ケロアンへ♪
ケロアンまでは約3時間の道のりです。
次はケロアン観光から始まります!
続く
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