旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

スペースワールドのスタッフが、現地視察した時の旅の情報をブログにしました。

オマーン・ドバイ・アブダビ視察③

2020-02-01 17:55:27 | オマーン・UAE2019

こんにちはー

スペースワールド松本です

 

冷房効きまくりのマスカット空港で震えておりましたが南部のサラーラにやってきました

本日はアブダビ⇒マスカット⇒サラーラと長---い1日でした

お客様にはこのような弾丸行程はお勧めいたしませんのでご安心下さいませ

 

サラーラ SALALAH

オマーン南部の第二の都市

現在のカブース国王(※)の故郷

ハリーフ(KHAREEF)と呼ばれるモンスーンの影響により乾季と雨季があります

6-9月頃はアラブ諸国から観光客が避暑に訪れるアラビア半島では珍しい緑あふれる都市

また古くから神に捧げる神聖なお香として高価取引されていた【乳香の地】としても知られています

 

サラーラ空港で出迎えてくれたドライバーさん

とっても気さくでフレンドリー

サラーラのMAP上でピザ屋さんを見かけたので、

ピザも良く食べるの?と聞いた所

YEEEEES WE LOOOOVE PIZZA

弾丸行程で疲れ果て、ランナーズハイ(Jetlag high)な我々は調子に乗り、

HOW ABOUT M〇C  K〇C と質問

OF COOOURSE WE LOOOOVE JUNK FOOD

という回答に大爆笑しながらホテルへ

 

きっと目に見えて疲れ果てている日本人を

少しでも盛り上げようという優しさや気遣いだったのだと思います

 

オマーンは未知の国でしたが

今回の視察を通して

オマーン人の優しさやおもてなし心に感動しました

また、良いもの(美味しいもの)は受け入れる わりと寛容な国だと感じました

  

★宿泊ホテル

HILTON SALALAH RESORT★★★★★

ご厚意によりジュニアスイート 広いお部屋でした

翌朝も良いお天気

朝食ブッフェ 好きな具材でオムレツを焼いてもらえます

プールで泳ぐ時間はなかった..

 

サラーラから砂漠へ

 

ルブ・アル・ハリ砂漠(RUB AL KHALI DESERT)

オマーン、サウジアラビア、イエメン、UAEの4か国に広がる

アラビア半島南部の3分の1を占める世界最大級の砂漠

英語では「the Empty Quarter」と呼ばれ、[何も無い所]を意味するそうな

※手配会社の人には意訳で『行っちゃいけない所』って意味だよー

なんて言われて我々は逆にテンションが上がっておりましたが

 

サラーラを抜けると幹線道路の両脇には切り立つ地層

たまに野らくだの姿も見えましたよー(写真無くてすみません

 

トイレ休憩 THUMRAYT

地方に行くとトイレは水で流すのが主流のようでトイレットペーパーは備え付けられていませんでした

ペーパー(水に流せるティッシュ)があると便利ですね

 

建物がなくなり、一面土漠が広がり始めました

道路の先に『逃げ水』が見えたり、

土漠の先に海や町はないのに海や町があるように見える『蜃気楼』現象が見え始め…

いよいよ砂漠

の前にタイヤの空気圧を下げる為、一旦STOP

ラクダ??

まるで 〇仙人の様なラクダ飼いのおじさんが登場

距離感…

キャメルカラーの王道のラクダの他に珍しい黒いラクダもいました

※ドライバーさんによると白いラクダより黒いラクダの方がオマーンには多いとか

人間に興味深々なのか人懐こい

ラクダのコンディションもあるので触れ合う際は自己責任でお願いします

 

オフロードを進み、念願のルブ・アル・ハリ砂漠到着

水分が多いのか、ブッシュが沢山生えています

ドライバーさんが慣れた様子で勢いよくアクセルを踏み

ブッシュをかき分け、DUNEを乗り越えながら丘の上へぐんぐん進みます

砂丘の上に到着

 

砂漠は裸足がMUSTとドライバーさん

ちょっと熱かったですが、

黄色(黄土色)よりも白に近い色の砂漠で砂の粒子は細かくさらさらしています

個人的にはちょっとビーチの砂浜っぽい感じ

風が吹くと砂紋が美しい

オマーンの休日・・的な

 

尚、余談ですが

ドライバーさんに昨日まで白い服しか見なかったよーそのいいねー

と言ったら白は基本的に仕事用で、カラーの服は休日(自宅)用だそう

 

夏場は暑すぎるし、砂がさらに柔らかくなって車が運転できないから、砂漠には来られないそうです

ブッシュがあるので一面見渡す限り砂漠のみ・・という景色ではありませんが

自分が立っている砂漠がサウジアラビアやイエメン、UAEまで続いている事、

砂漠化前のその昔はラクダのキャラバンが交易の為横断していただろう事・・・などに思いをはせると感慨深いですね

 

ルブアルハリ砂漠を後にし

 

ウバール遺跡 ubar

ウバールは「失われた都市」という意味

『砂漠のアトランティス』とも呼ばれていた古代都市ウバール

伝説都市と考えられていましたが、1990年代に人工衛星の写真を手掛かりに発見されました

かつて乳香交易の中継地点として栄えていたのではないかと考えられていますが、まだまだ謎の多い遺跡

 

エントランス

資料館では映像とパネルでのインフォメーション

古いフォートの遺跡 灌漑設備と考えられているようです

 

遅めのランチ

実はオマーンに来るまではご飯が心配だったのですが、とっても口に合う 

唐揚げがうまうま

 

サラーラに戻る途中で、

乳香の谷 WADI DAWKAH(FRANKINCENSE VALLEY)

季節ではなかったので?少し寂しい感じでしたが乳香の採集は春頃だそうです

ウバール遺跡、乳香の谷、アル・バリード遺跡、ホール・ルーリ遺跡が「乳香の地」として世界遺産に登録されています

 

サラーラのグランドモスク

観光客が中に入れる時間は決まっているので外観のみ。。。

中に入りたかった…

 

名残惜しいですがサラーラ空港へ

空路マスカットへ

 

★宿泊ホテル

HOLIDAY INN MUSCAT AL SEEB★★★★

マスカット国際空港から車で約10-15分

※直線距離(地図上)は空港から非常に近いのですが、一方通行が多いので思いの他、ぐるっと回った印象

とは言え、空港到着が遅くなる方や早朝出発の方等はやはり空港近いホテルはお勧めですね

朝食会場はプールサイドにあり、幹線道路が見えないようになっているので雰囲気は良いですね

 

オマーン視察まだまだ続きます 

弊社桜井から心躍るグランドモスクからのワヒバ砂漠編をお楽しみ下さいませ

 

(※)カブース国王は2020年1月10日に死去されました。

オマーンの発展に尽力し、とても国民に愛されておりました。ご冥福をお祈り申し上げます

 

最後までお読み頂き、

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株式会社スペースワールド

※現在、オマーンのツアー掲載は準備中でございますが、

ご興味のある方はお気軽にお問合せ下さいませ

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視察に行った19年11月現在の内容となり、今後、情報が変更になることもございます

最新情報はご自身でご確認下さいませ。

また個人の主観による感想も多くございます。あらかじめご了承下さいませ。


オマーン・ドバイ・アブダビ視察②

2020-02-01 10:49:57 | オマーン・UAE2019

こんにちは!

スペースワールドの桜井です

 

オマーン到着、早速ですがオマーンの首都 『マスカット』 から観光をはじめます♪

マスカットは中東で最も起源の古い都市のひとつと言われ、またその港は「天然の良港」として

岩山に囲まれた独特の地形を成しています。

東部の 『ソハール』 とともに8世紀ごろには、アラブのバグダッド(現イラク)とインドをつなぐ

海路の中継地として栄えました。

港町ですから、それはそれは賑やかだったでしょうね!!

 

余談ですが、上記『ソハール』は、「千夜一夜物語」シンドバッド の舞台です

実はシンドバッドは固有名詞というよりは、この港と海路を交易したアラブ商人たちが

異国を訪れるなかで見聞きした土地土地に伝わるお話をもとにして、物語となったものです。

そんなアラビアンナイトの国オマーン!いったいどんな旅になるかワクワクです

 

 

マスカット空港到着後、オマーン人の英語ガイドとして、今回私たちをアテンドしてくださる

ハリッド(MR KHALID)さんのお迎えがありました。

優しいお顔立ちで、とても紳士な、4児のパパさん!

空港は昨年新しくリニューアルしたということで、とってもきれいでしたよ

出口を出たところで、お名前を記載した紙を持ってお待ちしていますので合流はスムーズです。

尚、ここで注意点がひとつ。

日本円⇒オマーンリアルへの両替は、必ず空港で行いましょう!!

この後本文では触れませんが、市内の方がレートが良いだろうとのお話があり、私たちは市内の

両替屋・銀行をめぐりましたが、日本円を受け付けてくれたところは1軒もありませんでした

USドルを持っていたのでしのぎましたが、少し焦りました。。。

クレジットカードを受け付けるお店は多いですが、マーケットやチップはそうはいきませんから、

やはり多少なりとも現地通貨は必要です。

 

★★★ マスカット  ★★★

 

さて、『マスカット』 って、フルーツ!?と思っている人はとっても多いのではないでしょうか。

かくいう私もそれを少し期待していました。が、残念ながら語源は別のようで、「停泊地」だったり

「山(岩山・崖)が海に落ちる場所」など諸説あるようです(笑)

それでも 砂漠の中の緑色に輝く都市、というようなイメージが湧くようで、素敵な名前ですよね

そんな『マスカット』は、もともと3つあったエリアをまとめて1つの都市となった経緯があります。

よって同じマスカットの街ではありますが、このエリアの間は距離があるばかりか、クネクネ道や

岩山があったりと地形的にも隔たりがあり、全体を見ると大変広域です。

日本人が思う「都市」の感覚とはまるで異なります点、少々注意が必要です。

 

★マトラ

その3つのエリアのうち、オマーン最古かつ最も有名なスーク(商店アーケード)やオマーン最大の

港があり、観光客がメインで訪れるエリアを『マトラ』といいます。

私はとても驚いたのですが、オマーン人はお魚が大好き!!

港の舟から水揚げされたばかりのお魚が、直接魚市場に並べられ解体されます。

日本では漁港でしか手に入らないような一度も冷凍も冷蔵もされていない新鮮なお魚マスカットと

いう都市では毎日手に入ります。こんなにリッチなことがありますでしょうか

この市場の周辺には人気のレストランがありますし、コルニーシュ(海岸沿い)の散策も気持ちが

良いと思います。夜には夜景が素敵なようですよ

もしフリータイムで訪れた場合でも一度訪れて頂きたいなと思う場所でした。

そして「マトラ スーク」へ足を運びます♪

後でも触れますが、オマーンは『乳香(フランキンセンス)』の名産地として古くから知られており、

スークのエントランスでもほわっとした香りが漂っていました。

このスークはそう大きくはありませんが、素晴らしい点が2つありました。

① 物売りがしつこくない!

② 内観・デザインが素敵!

もちろんガイドであるハリッドさんが一緒だったということもあるかと思いますが、中東エリアの

名の知れたスークで、もっとも快適にめぐることができるスークのひとつだと感じました

女性でも安心してご散策して頂けると思いますよ

そして内観ですが、木材として「チーク」が多く使われており、それがとっても素敵で、伝統的な

建築デザインがモチーフとなっているということでした。

これはオマーンにもっていた砂漠、荒野のイメージが一気に払拭された瞬間でもありました。

「チーク」の原産はインドです。オマーンは本当に交易の国であり、とても豊かな国なのですね。

 

★ ルイ

3つあるエリアのうち、『ルイ』は商業地区という扱いになります。

商店やビルが林立するエリアですので、観光ではあまり訪れる機会がないかもしれません。

ただ高層ビルの建設が禁止されているマスカットで唯一、「10階以上の建物」があります(笑)

 

★オールド マスカット

『マスカット』は、歴史的にはこの3つ目のエリア『オールド マスカット』を指すものとされます。

現在は迎賓館として利用される王宮、官庁などが置かれる行政エリアです

旧市街と新市街の間に城門があり、安全上夜間の交通は規制が入ります。

他のエリアとは隔絶され、天然の砦という様子が見て取れ、個人的に大変ワクワクしました(笑)

湾に面した旧市街エリアには、突き出した岩山の上に「ミラニ フォート」「ジャラリ フォート」

という砦があり、位置関係から見ても、港を守っていた存在であると感じることができます。

また同じエリアに「国立博物館」があります。

ここではオマーンの伝統的な衣装や、交易に使われた伝統的な舟「ダウ船」、国旗にも描かれる

「ハンジャール(短剣)」の展示等があり、きれいで見やすいディスプレイになっていました

 

ランチ

尚、前後しますが、ランチは「マトラ スーク」のすぐ横にある少しローカル風なレストランへ。

ハリッドさんオススメということですが、これいかに・・・

というのも、事前にWEBで「オマーンのごはんはマズイ」という情報を得ていた私たちだったので、

ガイドさんの言葉も半信半疑だったのです(笑)

 

結論として、そんな我々の偏見を謝りたい、そう感じました。

おいしいいいいいぃぃぃ!!!!

ベースはインド料理があり、そこにほどよく中東スパイス、そして日本食を彷彿とさせる魚の出汁、

これらが融合して、正直本当においしかったです

食しましたのは「魚(キングフィッシュ等)のビリヤーニ」です。

今まで食べたどこの料理とも違います。はっきり言って、インドよりも中東よりもおいしい

松本と2人テンションが止まらず 旨味をわかってる、わかってるね!!と謎の食レポもはじまります。

オマーンの食事は本当にストレスがありません。とっても日本人に合いますよ!!

ご安心あれ

 

 

それではマスカットから、サラーラ編に続きます

長くなりましたが最後までお読み頂き有り難うございます!

次回にお楽しみに

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