2020年 雪が少なく暖かい、穏やかな“正月”で始まりました。 夏には“東京オリンピック”があり、“マラソン”と“競歩”が 札幌市で開催される 楽しみに満ちた門出の筈でした。 一つ気掛かりなのは、中国“武漢”で蔓延する“謎の肺炎”でした。 しかし、“対岸の火事”「過去に起こした“SARS”が、再燃したのか・・・」 その程度で、危機感などありませんでした。 心の隅に「暖冬異変」が、見え隠れするだけでした。 天災(人災?)は、忘れた頃に遣って来る! パンデミック“新型コロナ” 見えない敵は、嵐の様に広がった。
「暖冬異変」で、思い出しました。 昔(60年以上前)の話です。 春の嵐は、北海道(特に札幌市)に “馬糞風”を巻き起こしたのです!
“北の都・札幌”は、人口が 200万人に迫る勢いで増えています。 この状況は、北海道の繁栄とは違う 単なる“一極集中”です。 経済成長している地域は、唯一 外国人誘致に成功した 俱知安町(ニセコ)比羅夫だけです。 農水産業が振るわず、観光産業だけが潤うのでは、北海道に希望はありません。 暗い話をしたくありませんが、第二・第三の“夕張市”(財政破綻・市町村)が出現しても、仕方が無いと思います。 北海道経済は、明らかに疲弊しています。 何故なのか(国策か)? 蝦夷地開拓150年 その歴史は、勿論 人力によるものです。 しかし 馬が、人の何倍も働いた事を忘れません。 今 その馬が残るのは、“ばんえい競馬”・“道営競馬”・日高地区の“馬産地”と 激減しています。 “道産子”(道産の農耕馬)を必要とする時代は、既に終わったのでしょうか? 私を含め、道産子の出番は 無くなったのです!
“馬糞風”と言うのは、冬場に働く馬の落とした糞が雪に埋もれ、春に雪が解けると大量の残留物となり道路に現れ、強い風が吹くと町中に飛散する不快な状態を言います。 今では想像がつきませんが、戦後の北海道(特に札幌)の春は、手で口を押されるのが日常だった様です。 なぜ 今時、働く馬の話をするのか? “人馬一体” エゾ開拓の功労者である馬を蔑ろにて、北海道の歴史は語れないと言う事です!
動物は、少なからず“頭脳”があります。 “海馬”と言う 記憶と学習を司る機能があるのです。 その機能が狂うのは、明らかに病気です。 現代社会は、環境に由来する害悪が、人の脳を侵し障害を起こすと思います。 いわゆる、“貪欲”と言う病気です。 「お前も病気か」と聞かれると、金銭欲も食欲も旺盛な“病人”としか言えません。 そこには、「赤信号・皆で渡れば怖くない」の標語を真似る 己の物欲しか御座いません。 しかし 時流に溺れるのは、人のあるべく道では無いと思います。 私は 一人、流れに逆らって(反骨精神を持ち)残りの人生を、悔いなく全うしたいと願う昨今です。
「日本初の“養老牧場”が今月中に閉鎖」 2017・04・27 北海道新聞より
胆振管内・白老町にある、競走馬が引退後に余生を過ごす為の施設・養老牧場(イーハトーブ・オーシャンファーム)が、4月いっぱいで閉鎖が決まりました。 莫大な収益を上げる競馬業界(JRA)が、実績を残した競走馬を見殺しにするのかと、憤りを覚えます。 ただ救いは、他にも養老牧場があると知り、多少は安心しました!(競走馬を引退し、即“馬肉処理場”送りでは、残酷過ぎます)
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