「ブルータス」お前もか!
古代ローマの皇帝「シーザー」が、議会の壇上で複数の議員に刺された際、その中に「ブルータス」が加担していたのを知り、腹心の “裏切り” を嘆いた言葉とされています。 暴君による独裁は、暗殺によって終焉し 歴史に刻まれた。 それは、庶民にとって “悲劇” と限りません。
舞台劇「シェイクスピア」において「シーザー」の人物像を、如何に “色付け” し “誇張” したのか、歴史の “真相”・“真実” は分かりません。
日本では「織田 信長」が 本能寺で「明智 光秀」に “闇討ち” された実態も、概ね 同じです。
◎「ジュリアス・シーザー」像
現代に「シーザー」や「信長」は、必要ありません。 権力を拡大し、自己中心的な社会を模索する暴君は、庶民の “敵” であり “平和” の妨げです。 しかし 世の中が疲弊すると、救世主(リーダー)を熱望する動きが沸き上がります。 「強いリーダーが欲しい」 おそらく、“アメリカ合衆国” が 当て嵌まると思います。 大統領選挙に敗れたとしても「トランプ」支持者が、全米の半数近く存在するのが事実です。 どうして、アメリカ合衆国に「シーザー」が 必要なのか? “民主主義” の先頭を走る先進国だけに、今後が心配です!
日本の “トップリーダー” は、“内閣総理大臣” だと思います。 ただし、選挙で支持を得ていない「菅 総理」は、一年限りの “暫定政権” です。 実力があったとしても「シーザー」には なれません。 いくら “GO TO トラベル” を促進し、株(人気)を上げても本物ではないのです。 経済危機を乗り切る最善策も、“新型コロナウイル” が蔓延する中での “呆れた政策”(歪んだ税の分配)です。 国民の命と引き換えに 危険を冒す「菅 内閣」は、任期を待たずに “崩壊” すると思います。
「ブルータス」お前もか! つくづく思います。 「シーザー」を裏切るのは、悪役とされる「ブルータス」です。 その「ブルータス」は、“国民” であり “有権者” であってもいいと! 我々が政治に参加できるのは、一票に思いを託す “選挙” だけです。 総選挙で、国民の声を聴いて欲しいと願っています。
「ガー・スー です」( 総理の自己紹介)に進言します。 「どうぞ GO TO を 貫いて下さい。 来年の衆議院選挙で、痛い目に合いますョ」と! 約 3,000万人が、 宿泊・買い物 で恩恵を受けても、選挙の票には繋がりません。 誰しも、50%割引(大盤振る舞い) のツケは、いずれ “我が身” に跳ね返って来る事を知っています。 我々は、“票“ と言う武器を持つ アメリカ人より少々賢い「ブルータス」なのですから!
* 12月14日、政府は 12月28日~1月11日 まで “GO TO トラベル” の全国一斉停止を決めました。 歓迎できる決断でしょうか? 僅か二週間の観光足止めで、“新型コロナウイル” の感染拡大を止める事は出来ません! この際 完全に中止し、新たな方策を考える冪です。 そもそも、回数無制限の宿泊費補助は、平等な国費の分配方法に 問題があります!