友人『鈴木 博詞』の油絵を紹介します。
彼のモットーは、被写体の細部まで一切 “手を抜かない” 緻密・細密な自己表現です。 「一見、写真と変わらない」確かに! それが、肖像画の “醍醐味” です。 上の絵画の様に、床や壁・そよ風でなびくカーテンまで 忠実に描写するのが、彼の信条であり卓越したテクニックです。 キャンバスに 油絵の具と 細い絵筆で、点と線・円と角・フラクタルを駆使し、時間をいとわず描き上げるのですから、集中力が計り知れない “画家” だと思います。
果たして『鈴木 博詞』は、どんな人間か? ごく普通の “叔父さん” です! ただし バイタリティーは、私(同級生)と違います。 毎年 “札幌ゆき祭り” で製作する市民雪像で、寒い中 “スコップ” を持っても・アトリエで “絵筆” を持っても、己に妥協を許さない 先進思考の “中高年” です!
モデルは、スリムな北海道美人です。 彼のテクニックに係れば、被写体を選ぶ必要はないのです。 ありのままに “描く” だけです。 従って、札幌でモデル探しに苦労はないそうです。 しかし 絵筆を握る手(腕)は、一つしか無いのが 悩みの種だとか? 確かに、彼に代わって作品に加筆できる腕のいい助手は、中々いません!(芸術家は、生涯 “一匹狼” です)
ギターを奏でるモデルは、同級生の娘と国際結婚した青い目の旦那さんです。 札幌に滞在中、短時間で完璧に仕上げた力作だと思います。 まるで、ギターの音色が聞こえて来る様です。 こんな評価をするのは、知り合いゆえの “判官びいき” でしょうか? ただし 芸術作品を見る目は、自分なりに多少あると思っています。
モデルは、札幌滞在の 数秘術師 or ブロガー です。 雰囲気が、神秘を感じる女性です。 案外、バックの風景が影響しているのかも知れません。 筆者いわく「異空間をイメージした背景が、自分的に “しっくり” 来ない」と言っていました。 私的には 素晴らしいと思うのですが、画家の感性は凡人と違うのでしょう。 もしかして、CG(コンピューター・グラフィック)と、間違えられるから? 肉筆画を観ると、その違いは一目瞭然です!
お見合い写真と勘違いする仕上がりで、女性の内面を引き出した いい作品だと思います。 この絵画を自室に飾ると、モデルは何年も幸せな気分で過ごせると思います。 しかし 写真を撮る感覚で、気安く描いて貰う事は出来ません。 何せ 完成に至る労力は、計り知れないのです。
ある町長の肖像画です。 応接室に飾ると、本人は満足する筈です。 私も、遺影(写真)の換わりに描いて貰いたいのですが、残念ながら予算がありません。 お金がある方は、親や愛する人の為に プレゼントしては如何でしょうか? きっと 喜ばれると思います! なお、私から「鈴木」に取り次ぎ(発注)は可能です。
友人「鈴木 博詞」から 写真を提供して貰いました。 なお ブログの特性上、画像を “リサイズ” しています。 やはり “肖像画” は、写真より肉筆画(実物)です。 彼の作品は 年に一度、美術館で展示しています。 希望があれば 開催場所と日程を、お知らせ致します。 絵画に興味がある方は、是非 “美術館” で!
*『鈴木 博詞』全日本肖像美術協会・北海道事務所長
* 東京都(上野)美術館 “全日本肖展” に毎年出品、上位入賞しています。
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