12年ほど前、ガンで亡くなった「緒方 拳」と「筑紫 哲也」を覚えているでしょうか?
◎「緒形 拳」
「緒方 拳」は、個性派俳優としてテレビや映画で活躍していました。 彼は 若い頃から 無類の酒好きで、50代で肝臓を傷め“肝硬変”と診断されながら、酒(アルコール類)を止めなかったそうです。 役者の宿命なのでしょうか、不規則な生活とハードな仕事の息抜きに、酒を“心のより所”としながら頑張って来たと思います。 そんな不摂生が祟り、71歳で亡くなりました。 死因は、63歳の時に診断された肝臓ガンでした。 確かに「緒方 拳」は、アルコールにより肝臓を傷め、命を縮めたと思います。 「飲まずして何が己の人生か」 医者の進言を聞かず「仕事に穴を開けられない」と自宅療養(実際は仕事優先)を貫き、ガンと診断され 約 “8年” 自由奔放に生きた「緒方 拳」の生き様を、見事と言いませんが批判は出来ません。
◎「筑紫 哲也」
「筑紫 哲也」は、ニュースキャスターの先駆けとして報道番組の顔役でした。 勿論、医療問題も積極的に取り上げ、医学・医療に見識を持った方です。 そんな彼が 健康診断を受け、初期の肺ガンが見つかったのです。 その状況は、自身の番組で告知しています。 「ガンが見つかったので、番組を中断し治療に専念します」素早い決断でした。 不思議な事に、ガン医療の疑問を訴えていたにも関わらず、医者の進言を素直に聞き入れたのです。 「早期治療で健康を取り戻せる」・・・ 識者「筑紫 哲也」は、医者を信じ“手術同意書”にサインしたのです。 その結果、手術後 500日(73歳)で亡くなりました。 生前「私には戦場で空爆する様なガン治療は向かなかった・・・」と、回想していました。 「なぜ、初期ガンで死ななければならないのか」と、悔やんだ筈です。 その通りです。 医療界が宣伝する「早期発見・早期治療」は、人によって逆効果の場合が多いのです。 命を縮める治療など、“高度先進医療”と呼べるレベルではないのです!
「緒方 拳」は、ガン治療を拒否し“8年”生きる事が出来ました。 「筑紫 哲也」は、ガン告知を受け“500日”で亡くなりました。 一体、ガンの“早期治療”は何なのでしょうか? 「怖い病気ですから、早期に発見し治療しましょう」と、ガンの恐怖を煽るのは誰でしょうか? 詐欺師は、言葉巧みに人を騙して金を奪います。 然らば、「ガンは治療をすれば治る時代です」と、患者を誘い 命すら保証しない医者に、正当性があるのでしょうか?
ガンと診断される患者は、年間 100万人を超える様です。 最悪の結果であるガン死亡者は、約 40万人です。
「ガンは早期発見・早期治療で治る時代です」は、何の信憑性もありません。 年間、“100万人のガン診断”に対し“ 40万人の死亡者”は、単純計算で“ガンの治療で延命期間”が、二年半しか無い事を表しています。 どこに、ガン治療の成果があると言うのでしょうか? 寧ろ、ガンは治療(手術・抗ガン剤)によって、最悪な結果になる場合が多いのです!
「ガンは早期発見・早期治療で治る時代です」は、何の信憑性もありません。 年間、“100万人のガン診断”に対し“ 40万人の死亡者”は、単純計算で“ガンの治療で延命期間”が、二年半しか無い事を表しています。 どこに、ガン治療の成果があると言うのでしょうか? 寧ろ、ガンは治療(手術・抗ガン剤)によって、最悪な結果になる場合が多いのです!
あえて「緒形 拳」と「筑紫 哲也」を 比較しました。 日本独自のガン治療「早期発見」「早期治療」“ 患部摘出手術”・“抗ガン剤治療”・“放射線治療”は、果たして有効な医療なのでしょうか? 仮に “ガン”を長年放置すれば悪性腫瘍が転移し、重篤な結果になる事は承知しています。 しかし “初期ガン”が、1~2年で“末期ガン”になる事は有り得ません。 ガン患者は「手術同意書」に「最低 3年生存」の確約を取っていなかったのでしょうか? ガン担当医は「私達を信じて下さい」と、小声で言ったと思います。 残念ながら 密室での口約束は、守られないのが常です!
2020年 “新型コロナ”の影響で、“健康診断”や“人間ドック”の受診数が半減した様です。 当然、ガンの発見数は減る筈です。 もしも、来年・再来年 ガン患者が激減すると、50年以上増え続けて来た“ガン死亡者”が減る可能性があります。 その時 日本独自のガン医療を、大幅に見直す必要があります。
ガンの早期発見・早期治療は「百害あって一利なし」と!
ガンの早期発見・早期治療は「百害あって一利なし」と!