2017年の回顧

☆２０１７年も今日で終わり。平成２９年から平成３０年に。来年には新元号が明らかになるだろうが、
　この１年はまさに激動の時代であった。
　１０月の総選挙では完全に野党分断となり、民進党は壊滅的ダメージを受けた。未だに国会議員の皆さんは
右往左往、野党の影響がないままに安倍一強政治は続いている。
民進党のお粗末さはひどい。地方組織は置き去り、地方議員もはっきりしない執行部の方針に年の瀬を迎え、
自分はどうすべきなのか、わからないでいる人々もいる。
　私はいち早く民進党に属さず、無所属で一年間を通したので、現時点で悩むことはないが、自分の政治
スタンスからして所属可能な政党が見つからないのが悔しい限りである。

☆岐阜市政は昨年来からの政務活動費問題も一定限度の是正や改善が図られたが、何となく活動量が偏ったり
　疑心暗鬼の中で政務活動費支出があるような雰囲気は少し残念で仕方が無い。
　議会の資質向上に繋がるような政務活動費であって欲しい。

☆１月２８日には新たな市長が誕生する。細江市長には素直に「ご苦労様」と言葉をかけたい。
　６人の候補者は正直、市政ビジョンが不鮮明だし、市政の分析や地方行政の課題について勉強不足が目立つ。
　安心して市政のかじ取りを託せるのは、一に人柄かな？議会や職員の意見を素直に聴ける人、岐阜市の目指
すべき都市像を語る選挙戦にしてほしいね・・・

　２０１８年（平成３０年）、輝かしい一年になることを祈念したい！

細江市長最後の登壇

☆　１６年間岐阜市長を勤めてきた「細江茂光」市長が議会での最後の登壇挨拶を終えた。
　市政初の民間出身市長として６名の候補者から選ばれて当選した細江氏、期待以上の活躍があったのか
検証はこれからだが、及第点は与えても大丈夫ではないかと思う。
　就任の成果は、歴史が検証することになるのだが、何よりも人に恵まれていたことが良かったのではない
だろうか。職員、議会、そして多数の市民が協力し、市政運営が比較的平穏に進められたきたことは、本当は
感謝すべきことだと思うが、恐らく彼は自分の力だと自慢げに語るに違いない。
　首長の絶対的権力を大きく逸脱しなかったことも１６年間という年数、在任出来たのだろうと思うが、勇退の
タイミングや雰囲気が残念ながら寂しさを感じるものであった。
　察するに市長職に対する未練はあると思う。しかし余力をもってやめる勇気は政治家として学びたいと思う。
　最後の登壇の際、万雷の拍手と労をねぎらう声が聞こえなかったのは、彼の徳の無さなのか、何となく寂しい
気がしてならない。
　とにかく任期いっぱい気を抜かず、笑顔で役所を去っていって頂きたいと願う！