岐阜市議会は改選後初の臨時議会を24日開き、正副議長をはじめ各委員会委員長等を決定し、1日の日程で無事終了した。開会時間が少し遅れたが、臨時会に付議された案件は想定の時間内で全て可決。ここ数年、市長派だの反市長派だのという対立構図がクローズアップされ何となくぎくしゃくとした議会運営が続いたが、議論の場、言論の場として市民にわかりやすい議会になるようにしなければと思う。
しかしこの数日、会派の幹事長として何とか円滑な議会になるようにと努力した結果が結実し安堵しているところであるが、ここまでのプロセスやこの結果の裏側を考えるとまだまだ期待通りにいくのか不安がつきまとう。新たに選出された正副議長には、二元代表制の本質をしっかりと理解して議会運営に努めて頂きたいと願う。
私は権力に屈することなく、現在、そして将来に向けて、岐阜市民が求めているものが何か、きちんと意見を聞き、チェック機能・政策立案能力に磨きをかける元来の姿として岐阜市議会をしっかりと追及していきたいと思う。
政党の存在意義が最近は随分と薄れてきた。同じ党内で様々な意見対立があっても当然だが、最大公約数でまとまりがなければただの仲良しクラブ、もう少し過激言えば烏合の衆と一緒である。政党にはリーダーシップを発揮してそれを牽引する指導者が必要で、そのために役員がいるのである。残念ながら民主党中央にはそういった類の指摘がこの間ずっと言われ続けているが実は不甲斐なさは我が岐阜県も同様のようである。
過日、新聞によると党の県議団は中央や我が県の国家議員に対して統一自治体選に関し意見書を提出するという記事を見た。言いたい思いは同感であるが、何も統一自治地選挙は県議選だけでなく、市町村会議員選や首長選も同じように実施されており、県議団がまとめた総括が全てではないし、振り返って選挙後の自らの選挙後の市町村会議員選党に対する行動等はどうであったか、しっかりと総括したうえで党を支える地方議員総体としての意見をまとめ上げるのが本筋ではないだろうか。
国・県・市町村と一体となった取り組みや連携が求められる今の時代にあって、どうも県議の皆さん方は自分たちだけが偉いと勘違いされている方々がお見えではないだろうか。
リーダーシップを発揮するなら自分の日程や活動を最優先にするのではなく、末端で住民と直接接している市町村会議員にもしっかりと配慮した気配りは欲しいものである。
情けないが今の党岐阜県連にはその姿がない! 残念