信の信州からの贈り物

信州で単身生活 6年、その間に魅せられた信州の大自然。そして関東周辺の自然と花々を織り交ぜて発信しています。

2021晩夏・北アルプス漫遊記 ~6.白馬岳の頂へ~

2021年09月04日 | 北アルプス(北部)




お早うございます、信です。
昨日突然、菅総理が「次の総裁選には出馬しない」という意思表示をしました。

前日まで自民党人事案を、精力的に調整していたかに思われましたが、一晩明けてお山の大将が「悪あがき」をやめたような印象でした。
就任して1年、矢継ぎ早に改革の手を打って、総務省時代からの懸案であった「携帯電話サービスの価格」改定、そしてデジタル庁の創設と、やるべきことを断固として実行した。

「仕事をする内閣」として、決めたことをしっかり前に進めるリーダーとして、その辣腕は確かに「有言実行」のキャッチフレーズそのままでした。
でもいかんせん、菅さんは「コロナ」に対して鈍感だった。

デジタル庁創設への情熱を「コロナ対策」にまず注いでいたら、結果はまったく違ったでしょう。
「やりたいこと」を「やるべきこと」の上に置いてしまった。それが国民の心が離れてしまった最大の理由だと思います。

今日本の第一の課題は、昨年春に始まった緊急事態宣言と、今の緊急事態宣言の実質的な対策内容の「違い」を見いだせないことです。
有能であり、果敢な宰相だっただけに、非常に残念です。


さて長くなりました。

快晴の8月29日の小蓮華山稜線に戻ります。
小蓮華山ピークから少し下って南下します


1








振り向くと小蓮華山ピーク。
山体が信州側に、かなり崩壊しているのがよく分かります。


2


地震や、激しい風雨で削られていきそうです。







その左手 雪倉と朝日が重なりました


3









これはその手前の針ヶ岳


4










信号のようなウェアの岳人たち


5


赤の人が右だったら、完璧だったのに。







ずっと左手の信州側は崩落気味です


6










でも美しい山体です


7











僅かに残る雪田


8










越えてきた小蓮華のピークです


9











まだ日本海の高気圧パワーは全開!


10










この坂を上がると三国境です


11










杓子岳の天狗菱が良く見えました。その左は鹿島槍のネコ耳


12










まだ雲海が広がっています


13










振り向くと小蓮華山の稜線


14











雪倉岳から朝日岳、そして栂海新道、親不知まで続く、富山と新潟の県界を行くコースです


15










何とか頑張って欲しい日本海高気圧
手前の小さな池は長池です


16










AM 9:00 三国境とうちゃこ


17









歩いてきた稜線です


18












19










さらに一段登りました


20









このピークを越えれば・・


21









右手に懐かしい旭岳と、劔がチラリ


22









さらにもう一段


23










稜線の左手は奈落の底


24











小蓮華山も遥か下です


25









ここまで上がると、朝日岳の山体の大きさが分かります


26










この深い谷は黒薙川の上流、上ノ廊下あたりか
正面の山は清水岳だと思います


27










独特の存在感 旭岳


28










その奥には毛勝の猫又山か、そして劔との間に霊峰 白山


29










いよいよ本命、立山・劔のお出ましです


30










後はなだらかに上がるだけ


31










この絶景を楽しみながら


32










ゆっくり登ります


33









信州側はスッパリ落ちています


34










坂の上の雲は これから湧きあがるのか


35









AM10:00 登頂です
これがあの「強力伝」小宮山正さんが持ち上げた台座


36



白馬岳(2,932m)からの眺めは明日からたっぷりと。

何せ一杯撮りました。それだけで一週間は持ちそうなくらい・・


 撮影日: 8月29日
 撮影場所:三国境・白馬岳


それでは皆様、ご機嫌よう。










最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (はりさん)
2021-09-04 20:33:57
こんばんは。
私も地図を見ながら一緒に登らせてもらいました。
それにしても素晴らしい天気に恵まれましたね。
私の山行にも分けて欲しかったです(笑)
白馬大池から白馬岳のこのコースは本当に素晴らしいですね。
坂の上の雲があったり白馬がどんどん近づいてきたり
右手には剱岳が見えたりと飽きることがありませんね。
私が歩いたのは高校の登山部だったので
重いキスリングを背負って黙々と歩いた記憶しかありません。
返信する
日本海高気圧 ()
2021-09-04 20:57:46
はりさん>

こんばんは。
本当に一日違いでしたね。
この日は日本海高気圧が張り出して、爽やかな風を信州側に押し出していました。
この稜線は私は2回目だったのですが、こんなに晴れていたのは初めてでした。
まさか乗鞍・白山までスッキリ見えるとは思ってもいませんでした。
やはり嬉し恥ずかしの、男前十代だったのですね。
10kgを越えるキスリングを背負って、黙々と歩いたのですね。
私は立山キャンプでのアタックザックのみの登山が気に入って
山小屋に荷物をデポしての身軽な稜線歩きでした。
コメント有難うございます。
返信する

コメントを投稿