沢藤南湘

残り少ない人生を小説とエトセトラ

俳句 夏

2023-10-02 18:21:21 | 俳句
俳句

 紫陽花を まといほほ笑む 六地蔵
 梅雨晴れや 木陰でほほ笑む 観音さん 
 紫陽花や 花達せり出す たくましさ
 桜桃忌 ブログやテレビで 熱くなり 
 梅雨空や 夜景を待てずに 大桟橋
 梅雨空や 我見つけたり 道祖神
 花菖蒲 水面に映る 夕日かな
 花菖蒲 水面に映る 老夫婦
 梅雨空に ラッパ響く 佃島
 紫陽花や 今日は子供の 傘ひらき 
 セキレイを 囲むカメラや 夏浅し 
 葉桜や 猫にえさやる 翁かな 
 人ごみや 桜並木に 屋台船 
 路地裏に 三味のね流れ 躑躅咲き
 路地の坂 両脇ひしめく 赤躑躅
 広尾では 異国の人も 夏近し
 龍恋の 鐘響き渡り 初夏の海
 初夏の朝 妻はプロぐに 熱くなり
 草取りや ミミズ囲んで はしゃぐ声
 週明けの ビルの谷間に 蝉しぐれ
 夏祭り 大声出せぬ 売娘かな 
 梅雨明けて コミ仲間らと 築地かな
 茅の輪見て 子らに教える 翁かな
 日少なく 朝から蝉は さわぎたて
 ガサガサと 揺すられ大声 盆休み 
 雨上がり 蝉は命を 燃やしけり
 12時を 越して残暑に 変わりけり
 靖国や 父とゆっくり 夏木立
 夏の雨 千鳥が淵の 青さかな
 夕暮れを とって代わりつ 虫の声
 川べりの 花火の音に 泣く子かな
 朝の道 スピーカーでどなる 残暑かな
 誰彼が 行く行かないと 終戦日
 忍ばずの 水際せまり 蓮の花
 万国の 言霊飛びし 夏の森  

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