私のトラブル話(?)の中で、もっとも古そうな辺りでちょうど子供の頃の話を思い出したので、それを書きます。
あんまりトラブルって感じじゃないけど。
私がまだ小学校2年生の頃だったと思います。
理科で昆虫のことなどをやり、みんなしてよく虫取りなんかしたりして遊んでいた頃のことです。
初めてその名前を聞いたのは、クラスでも頭がよくて明るくて人気の女の子が、5つ離れたお兄ちゃんから聞いたといって、クラスの子たちに話出したのがきっかけでした。
なんでもそのバッタは、キリギリスに似ていて、しかし口のところが赤く、その鋭い口で人間や動物の血を吸うというしろもの。しかも図鑑には載っておらず、生息しているのは、当時通っていた学校の隣の学区内にある空き地だとかなんとかで、それを聞いた虫好きの男の子たちやおっかなびっくりの女の子、否定派だけどもし実在すれば新種だ!といきごむ昆虫博士のあだ名の持ち主などなど、総勢7~8人でとにかく検証をしようということになりました。
おのおの虫かごや虫取り網、防虫剤などを手に放課後勇んで向かったんですね(笑)半分冒険気分で。
隣の学区とはいえ、子供の足ではかなりの距離で、ものすごく遠かったような気がします。
たどり着いてみると、草の丈は子供の身長くらいあって中に分け入るのも結構大変だったんですけど、その空き地にはカマキリやら殿様バッタやらとにかくいろんな虫がいて、みんな大ハシャギで虫を捕っては口が赤くないかチェックしてました。
そのうち男の子の一人がとうとう捕まえたんです!キリギリスのような風体で、口は牙のように鋭くなっていてしかも体は緑なのに口だけ異様に赤い昆虫を。
みんな「すげー」といって観察していましたが、その時そのバッタが男の子の手から離れ、向かい側にいた男の子の方に飛び、首筋に噛み付いたんです!(という風に見えた)
当事者の男の子は「痛ってぇ!」と言って首を押さえたんですね。そしてその手をどけると血が出てたんです!周りにいた女の子たちも悲鳴を上げたり泣き出したり、当人も事情が飲み込めて、もう死ぬんじゃないかとギャーギャー泣き始めるし、大パニック!!
何人かはそのまま家に帰ってしまったのですが、とりあえずこの事件は先生に報告しなければ!とうちらはその足で自分たちの小学校に行き、職員室に行ってそのバッタに襲われたことなど話したんですね。
先生はその後怪我をした男の子の家に電話をかけ、そのバッタのことは調べるからといい、その場は解散となりました。
次の日、襲われた男の子は学校を休んでいました。
また、その話を聞いたクラスの子達は興奮して騒ぎまくり、親たちは親たちで、そんなに危険なバッタがいるなら駆除したほうがいいと、先生達は先生達でバッタについて調べたり、親達からの対応に追われという具合に学校中とんでもない大騒ぎに・・・。
数日後、怪我をした男の子は大袈裟なくらい首にグルグル包帯を巻いて学校に来ました。
先生からは、「人間を襲う“血吸いバッタ”という生き物はいません!」とはっきり言われ、怪我をした男の子も葉っぱで切ったのだろうと言っていました。それと同時に今後“血吸いバッタ”の話は一切してはいけない、というきつ~い禁止令も出てしまい、私もそのバッタについてすっかり忘れてしまいました。
それがつい最近、昔バイトを一緒にしていた私よりも6歳年下の男の子が、何かの拍子に変わったバッタがいたという話をしたんですね。
名前は“血吸いバッタ”!
彼が言うには首に食いついてくるとか、昔自分の学校の生徒が襲われて死んでしまったとか・・。
な~んか聞いたことあるな、と思って聞いてみれば同じ小学校出身ではないですか!!
しかも私たちの時は別に首を狙ってくるとかなかったし、襲われた子(たぶん私のクラスメート)死んでないし。
いや~学校伝説になってました(笑)
彼もそのバッタ捕まえたことあるそうです。やはり口が赤かったとか。
最近その空き地のあたりを通りましたが、モデルハウスになってました。
そうそう、もう1つ最近知った事実で、
この“血吸いバッタ”実際に実在するそうです。
正式名称クビキリギスといい、やっぱりキリギリスの仲間で口の部分が赤いのが特徴でだそうですが、血を吸う事実はないそうです。
なんか現実を知っちゃうと、知らなかった子供の頃の方が夢があったなぁと思ってしまいました。。
血吸いバッタについてはこちらをどうぞ↓
http://www.insects.jp/konzokutisuibatta.htm
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