これは今から4年くらい前のお話。
私は新卒で入った会社で経理・人事労務など本社の管理部門で働いていたのですが、仕事柄よく銀行に通ってました。よく、というよりほとんど毎日ですね。
都内とはいえ、かなりの下町と行った雰囲気の駅前で、銀行に来るお客さんもほとんどが年金受け取りの老人たちや主婦のおばちゃんたちばかりののんびりした感じでした。
その日も整理番号券をとり、自分の番号が呼ばれるまではと、勤務時間中ではありましたが女性週刊誌などを読み漁っておりました。(これが意外とおもしろいんです)
すると20代後半ぐらいと思われる男性二人が入ってきて、何やらキョロキョロ、キョロキョロ。
そして案内係の人が声を掛けに近寄ったところをいきなり突き飛ばし窓口へ。
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男たちは「自分の貯金がないのは銀行のせい」とか「金を出せ!」とかなんとかわめき出し、よく見るとその手元にはキラリと光るナイフが
っつーかこれって銀行強盗マジか?
やばい!これってTVとかでちゃうのかしらん・・・やばい、化粧が!
などなど、人間ってこんな時にTVに映ってしまうかも、とかそんなどうでもいいことが頭に浮かんじゃうんですね。体は固まっていたけれど要するにかなり頭はパニック。
う~ん、とりあえずソファーと同化しておこうと、首の角度さえもなるべく動かさずに「私はソファー、私はソファー」と心の中でお経のように唱えていました
それは本当に突然やってきて、あっさり終焉を迎えました。
相変わらず窓口のお姉さんにナイフを突きつけてまくし立てる犯人の後ろから、エプロンを掛けたおばちゃんに誘われ、普通におまわりさんが2人やってきて、あっという間に逮捕されました。
な~んにもオチもありません。
間抜けなくらいあっさりと後ろから羽交い締めにされて、終了~
2人もいて、入り口にまるで注意を向けなかったというのもおバカだし、実はその銀行の前の通り(といっても商店街の通りだからすぐ目の前)を挟んで斜め向かいに地味に交番があったりしたんですね~。
下見とかしなかったのだろうか???なぞ。
正味10分かそこらの銀行強盗目撃体験でした。
犯人がまぬけすぎるところに少々不満が残ったものの、無事でよかったなぁ~なんて思いながら用事を済ませ会社に戻りました。
戻って、今あったことを社内で報告すると、総務の課長が(このオジサンめちゃめちゃおもしろい人なんですけど)、
「Tさん、それはすごい貴重な体験だよ!今日帰りに宝くじを買いなさい!絶対に」
と、帰る時刻までしつこく言うもんですから、信じたわけじゃないけれど、いや半信半疑かな(笑)、帰りにスクラッチ宝くじを3枚ぐらい買ったんです。
5500円当たりました
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でも運もひろってこれてよかったね~~~~
新しいブログもなんだかすがすがしいデザインでいいんでな~~~~い!!