1週間に1度更新すると言いつつ遅れてごめんなさい。
なんかどれも中途半端なんだけど、今までに出会ったおかしな人々シリーズを書こうと思います。
共感された方がいましたらコメいただけると嬉しいっす(^O^)
今も就職はかなり厳しい時代と言われていますが、私が就職活動をしていた頃もバブルがはじけ就職超氷河期と言われ始めた頃で、大学を卒業して最初になんとか就職できたところは、社員100名位の中小企業の本社でした。
本社には私たち管理部門の事務が6人と営業部長2人に常務と社長が1フロアにいました。
管理部門は、新入社員として私と短大卒の同期の女の子が1人、4期上の先輩に総務の課長、経理の課長と部長というメンバーで、本社の平社員は3人だけでした。
仕事は慣れればそれほど難しいことはなく、ほぼ毎日定時で終わっていましたが、私たち平社員3人を何よりも悩ましたのは電話取りでした(;-_-+
別に対応がどうのということではありません。
電話を取るスピードの問題です。
私たち平社員3人は管理部の電話と、隣の島の営業部にかかってきた電話をとらなくてはいけなかったのですが、ある時から常にとてつもないプレッシャーにされされることとなりました。
ある時とは、入社してしばらくして、おじいちゃん社長が引退し、専務であった息子が社長の任を引き継いぐこととなりました。
いわゆる2代目社長というやつ。
同じフロアに社長がいるといいましたが、私たちのプレッシャーはそれではありません。
毎度毎度電話がかかる度に、なんとこの2代目社長が電話をとってしまうのです(*_*)
しかも社名の後名前を名乗るんですが、社長がまた珍しい苗字なもんで、電話の相手もビックリw(°O°)wですよ。
私たちの使命は社長よりも早く電話をとること!
たったこれだけのことでしたが、これがかなり大変なことでした。
しかし、社長は電話が“トゥル・・”って鳴った瞬間にとりやがるので、通常業務をこなしながら電話に気がついてとる私たちが勝てるわけはなく(*_*)
本当にびっくりするぐらいの速さでとりやがるんです!
電話が鳴ってから社長が取るまで、その間0.5秒でしょうか(^_^;)
部長から常務は、
“社長が電話とりしてる会社なんて聞いたことない!おまえら絶対に社長より早くとるんだ( ̄□ ̄;)!!”
と毎日注意され(;一_一)、
社長は社長で、ニヤニヤと嬉しそうに、
“君たち電話とりはまだまだだなぁ~。ぼくが若い頃は1コール以内でとれってよく言われて鍛えられたからな~(^皿^)”
なんて言って、とにかく電話に1番に出れたことが嬉しそう(;-_-+
どう考えても両肘でつくえに頬杖ついて、ただ電話を待ってる社長に勝てるわけがない(*_*)
しかもお客さんからも、
“社長が誰よりも早く電話でるのはおかしいだろ”
とか
“おたくらは社長に電話とらせてよく平気だな”
とか
“とにかく早く(社長が)電話を取るのをやめさせろ”
とか言われる始末(;-_-+
さらに手に負えないのは、社長はなぜか電話とりに異常に執着していたので、
自分が電話を先にとってる分には機嫌がいいけど、私たちに負けると、不機嫌になんるですよ(;^_^A
たかだか電話とり、されど電話とり(;^_^A
ほとんど熾烈な勝ち負けの世界になってて、
私たちも最初は常務たちの言葉に
“はいはい。。”
って感じだったけど、
そのうち社長より電話を早くとって、社長が悔しがる姿が快感に変わっていました。
そんな電話とり合戦の日々は3ヶ月あまりでおわりました。
株主と、外部取締役員が、会議でこれを問題扱いしたからです。
当たり前です!
社長には社長としてのもっと違う業務と責務を果たしてほしいです。
後に私は、しばしば、電話とりに異常な熱意を燃やす人々に出会いました。
そんな困った人々を“電話とり族”と密かに呼んでいます。。(-"-)
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