雑巾がけ、といっても床とか掃除のための雑巾がけのことではありません。
またまた放送部怒られ話です^^;
私は公立の中学校でしたが、なんだかとても校則が厳しくて、今ではくだらないと思えるような校則もいっぱいありました。
だからといって自ら校則を破ろう、なんて気はさらさらなく、それは先生の言うことをよく聞くいい子ちゃん、というわけではなくて、校則を破ることよりも校則に従うことの方がよっぽど面倒くさくなくて、自由だと思っていたからです。
現に私の友人たちは、髪の毛が茶色いと言われてはお説教、カバンのキーホルダーやジャージの裾が短いと言われてはお説教で、お互いよく飽きないなぁ~なんて思ってました。
そんな私ですから校則にひっかかって怒られたことはほとんどないんですが、放送部に入ってからは、なんだかしょっちゅう怒られていました。
うちの学校は体育祭を6月にやるのですが、この時期は季節的によく雨がふるんです。
(私が雨女だからか(^o^;)
体育祭当日に晴れても、前の日に雨が降ると校庭は水溜まりだらけなので、体育祭に関係する委員会や部活は前の日から翌日の朝の召集がかかっていて、みんなで校庭の雑巾がけをするんです。
雑巾がけといっても、水溜まりに雑巾を浸してバケツに絞る、といった作業の繰り返しです(-ω-)
私たち放送部も体育祭は実況と進行というちょっとした役どころをもらっているので、例外なく朝の雑巾がけにかりだされます(*_*)
これがまた、単純な割に面積が広くて泥だらけになるし大変なんですよ。
そこで我らがU先輩!
この先輩がおもしろくて人気もあり人望もあって、おまけに頭がいい!!
この時も、U先輩、必殺雑巾がけをあみだしまして、その後の作業がものすごく効率よくなったんです。雑巾がけというと語弊がありますね。
U先輩の考えた方法とは、まず、大きな水溜まりの中心にバケツが入るくらいの穴を掘って、そこに周りから水が穴にたまるように穴の周囲を少し傾斜が付く程度に削ります。もしくは隣の水溜まりからうまく傾斜をつけて水路を掘ると、瞬く間に穴は水でいっぱいになります。
あとはバケツやシャベル、コップなどですくえば、面白いくらいに水をとることができます。
私たちは面白い遊びを見つけたかのように、穴を掘りまくりました。
穴から水をすべて汲み取っても、しばらくすると、地面からしみだした水が溜まるので、とにかく掘って、水を汲み取り、また次を掘って水を汲み取り、ちょっとしたらまたさっきの穴に戻って、というような作業をひたすらしました。
この方法はものすごく効率よく校庭から水を除去することができました。
しばらくして、学校でもっとも怖いと恐れられていた、生活指導の熊みたいなS先生の怒鳴り声が響きわたりました。
振り返るとそこには鬼みたいなえらい形相をしたS先生が私たちの掘った穴にはまってましたw(°O°)w
“くぉら~誰じゃ~こんなところに穴掘ったんは?!”
誰かが言いました。
“放送部が掘ってました~”
“くぉら~放送部はどこじゃ~こっちこ-い!!”
次の瞬間、すぐ近くで穴を掘っていたU先輩が言いました。
“逃げろε=┏( ・_・)┛”
ほとんど反射的にみんなでシャベルもって条件反射とでも言うんでしょうか、逃げました(;^_^A
顔も身元もわれてるのに。
その様子を見ていた他の先生たちも一斉にこちらにむかって走ってきました。
最終的には全員逮捕です(*с*)
逃げられるわけがない(^^;
校庭で作業をしていた5~6人の先生たちに取り囲まれ、みっちり怒られましたが、その先生たち全員が片脚膝から下がびしょびしょで、どうやら全員穴にはまったらしいことが、偶然の産物であることは間違いないにもかかわらず、なぜかしてやったり的な、とにかくとっても可笑しくてそしてとてもすっきりしました(^m^)
私たち放送部は罰として体育祭終了後の居残り片付けをするはめになりましたが、U先輩は最後まで明るくてきぱきと働いていたのが印象的でした。
けして落とし穴のつもりではなかったのですが、5人も6人も1度に穴に落としたのは多分私の人生であれが最初で最後の出来事だと思います。。
ぃゃ~おもしろかった(^m^)
バタ子のブログ健康の素
ありがとう
私の友人はなぜかほとんど感想が携帯にくるんですよね(^o^;
放送部ネタも結構あるですよ。
本当はオーストラリアのこととか、放送部のこととか、時間軸にそってかけるといいんですけど、思い出しながらなんでバラバラになっちゃってます(;^_^A
これからもよろしくお願いします。