SINNER - DON'T BELIEVE A WORD
このバンドも1980年結成とかなりのベテラン。
メロディアスなので、日本でもかなり人気あるようだが、あくまでマニアレベル。かなりのメタル・ファンでないと聴いていないと思う。
名前は知っているけど、聴いたことないと言う人多いかも。
リーダーはベーシスト兼ヴォーカルのマット・シナー。もちろん芸名。まさか英語の「罪人」なんていう意味の名前の訳ないですね。本名はドイツ人らしく、マティアス・ラーシュ。
パワーメタル好きならプライマル・フィアをラルフ・シーパースとやっている人ってことで有名。日本ではプライマル・フィアの方が売れてるでしょうね。
さて、シナーっていうくらいだから、あのジューダスの名曲のようなサウンドを想像すると、やや違う。
どちらかというと、シン・リジィの影響を感じる。シン・リジィそっくりの曲もあるくらいだ。かなりメロディを意識しているバンドで、親しみやすい。マット・シナーの声はそれほど強力ではない(声域が狭い、声量がない)ため、それが、メロディが日本人好きなのに、人気が爆発しない要因かと思われる。
とは言え、やはりいいですね。デス・メタル系が多いドイツだが、こういうメロディを大事にしてるバンドもある。
若くて、女の子にキャーキャー言われている時代のシナーと今のおじさんシナーを比べてみるのも面白い。
Sinner - Used To The Truth
これはパワーメタルで、ジューダスっぽいかも。
でも、メロディアスです。
マットが若くてかっこいい。画像では、金髪美女たちが盛り上がっているけど違和感ありません。
SINNER - Road To Hell (2017) // Official Music Video // AFM Records
これは、最近ですね。まさにシン・リジィ。ベーシスト兼ヴォーカルっていうのも意識してるのかな。
SINNER - Santa Muerte (2019) // Official Lyric Video // AFM Records
さらに最近の曲。これもベースの音から始まって、シン・リジィっぽい感じがある。メロディが実にいい。マットは年取って歌がうまくなったかも。
愛すべきバンドです。