MSG - Drilled To Kill (OFFICIAL LYRIC VIDEO)
2021年初頭に発表されるマイケル・シェンカー・グループ(MSG)の新作はゲストが多い。MSGを始めて40周年、プロ・デビューして50周年ということで力がはいっているという。
しかし、まさか、ラルフ・シーパースとデレク・シェリニアンが参加するとは思わなかった。
ラルフ・シーパースは元ガンマ・レイで、そのあとマット・シナーと組んだプライマル・フィアの活動で知られるヴォーカリスト。マイケルと同じドイツ人だから、共演しても不思議ないような感じもするが、マイケルはコテコテのメタル・アーティストとはあまり共演しない傾向だった。どちらかというと70年代に礎をもつハードロック系のアーティストとの共演が主だったから、この組み合わせは意外だ。
スーパー・キーボーディストのデレクも意外な人選だ。ドリーム・シアターにいたことで有名で、イングヴェイと共演もしているが、マイケルとは接点がなかったような気がする。
そんな二人との共演を楽しめるのが、アルバムに先行して発表されたこの曲。
曲の流れがやや一本調子の感じがしないでもないが、スリリングなマイケルのギター・ソロが聴ける。もちろん、ラルフとデレクも存在感を出している。
70年代のスーパースターが次々とこの世を去っていく中で、未だにバリバリの現役をやってるマイケル・シェンカー。その独特なギター・プレイでまだまだ楽しませてくれそうだ。