In Flames - Stand Ablaze
メロディック・デスメタルはイギリスのカーカスが発明したものと言われているが、
よくわからない。
でも、1990年代、北欧の地、スウェーデンで急速に盛り上がったのは間違いない。
デス・メタルで使われる咆哮的なだみ声(スクリームとかグロウルとかわかりやすくデス声という表現もある)が好きになれないという人は多かったが、美しいメロディアスなギターと一緒になると、実に不思議な効果が生まれた。
うーん、この声でも、このメロディアスな演奏となら意外と合うかもしれない。
いや、むしろベストマッチだ。
そう感じた多くの古典的メタルファンがこのサウンドを受け入れる。
特に日本のメタル・ファンは受け入れた。
このイン・フレイムスとアーク(アーチ)・エネミーはかなり日本でセールスを上げたと思う。
結局、イン・フレイムスはメロデスから卒業してしまい、メタルコアに近い世界に行ってしまったが、彼らの初期の素晴らしい音楽は消えることはない。
中でも、この曲の素晴らしさは言葉に表せないほどだ。
メタルにおける泣きのギターの一つの理想郷がここにある。
こういう曲を聴くと、メタルに出会って、本当に良かったなあとつくづく思うのである。