STUDIO T・S・A-のんびり双子の仕事ぶり

ジュエリー&アクセサリーのデザインを生業とする双子の日常。

大晦日の朝。

2012-12-31 | アトリエ日記



もういい加減お肌の為にも12時前に寝ようね!!

・・と、数日前に言い合った私達。

今日・・徹夜。

年賀状と1月展示会のDM作りを今頃終えました。

後一日で心を入れ替えたいところだけど。。

今日も12時には眠れないよね。

おそば食べなきゃいけないし。

こんな感じで一年を終えるなんて本望ではないのだけど。。

しかたない。

切り替え良くして、元旦を爽やかに迎えよう!

今年一年、皆様有り難うございました!


クリスマスプレゼントの思い出

2012-12-23 | アトリエ日記


Mano Pigra / Fede Ring Mat.SV925 , Ruby , Black Diamond




明日はクリスマスイブ。

クリスマスプレゼントと言えば、小さな頃の色々な思い出が・・・

一輪車が欲しくて、余裕で二台は入りそうなデカデカ立体長靴を一生懸命作ったことや、

ママにもプレゼントを下さいとお願いしたけど残念ながら届かなかったことや。。

サンタさんに一度もプレゼントをもらった事が無いと嘆く友達に、

お願いすれば絶対届くはずと、あの手この手でサンタさんに伝えようと頑張ったことや、

そして初めて届いて一緒に興奮し歓喜したこと。。

懐かしいというより、今ではちょっと感慨深いような。

モノの価値だけでないものが詰まっているのがプレゼント。

それが分かるのはちょっと先かもしれないけど。

どうぞ皆様素敵なクリスマスを!

Merry Christmas!!



2012-12-17 | アトリエ日記


Mano Pigra / Petit Carrè Bangle Mat. K18 , Ruby



写真は先日特注頂いたK18のバングルです。

余り太くなく、いつも着けられる様な物がご希望とのことで、

いくつかご提案したうち、金線をハンマーで丁寧に叩きながら形成して行く

『Petit carré』のバングルをベースに進める事になりました。

槌目のマチエールが特徴の、金のプリミティブな魅力が味わえるデザインです。

元々の製品は細身のタイプを2連にしたものでしたが、↓



お子様を抱っこする機会が多いとのお話で、変形しにくい様、

2連分のボリュームの金線を使い、一連のバングルを制作することにしました。

バングルにお子様の誕生石のルビーのチャームを組合わせ、程よいボリューム感に仕上がりました。

お客様からのご提案で素敵なものが出来上がることは多々あります。

この重みと存在感、私達も欲しい~!!

その他、お好みの太さやサイズ、ボリュームで制作出来ますので、

どうぞオーダーの際のご参考になさって下さい。


さて、今年の漢字は”金”だそうで。

ふーん。。とあまりピンと来なかったんですが、あ、実は身近にありました。

先月、我らがYちゃんが太極拳の中国大会で優秀な成績を納め、見事金メダルを獲得したのでした!

よく、練習で120%の出来でさえ本番では100%出せないと聞きますが、

Yちゃんは昔から(小さい頃バレエスクールが一緒だったのです。)練習もきちんと出来、

本番も練習通り発揮できるしっかりした女の子でした。(ちなみに私は練習出来ず本番のみの不安定なお調子者、

Sちゃんは練習出来ても本番出来ずのノミの心臓←本人談。・・両極端です。)

積み重ねがしっかり結果に結びついている。そんなYちゃんはとっても素晴らしいです!


同じ時期、T.jrは銀メダルをもらいました。

勿論、Yちゃんのメダルとは全くもって同じレベルの話しではありません。

何せ近所のサッカースクールでのことですから。しかも多人数がもらえる。

が本人の嬉しさはハンパ無く、それ故Yちゃんの金メダルに対してもとても興味を持ち、

凄っ!凄っ!と盛り上がっていました。

金目鯛をも、”え?この魚、金メダル?!”と聞き間違えるほどに。。


その銀メダルを取ったチーム内、唯一泣いた子がいました。

一番上手な子。2年生くらいでしょうか。

準優勝、素晴らしいことなのに、銀メダルに悔し涙を流していたのです。


昔からメダルに縁のない私達ですが、バレエを習っている頃先生に良く言われたのが、

”全くアンタ達は発破のかけがえがないわねぇ。。”

”良い役付けないわよ、って言っても何でもない顔してるんだから。。”と。

先生は努力家で、競争心も向上心も旺盛な方だったから、見ててイライラしていたんだと思います。

良い役が欲しく無かった訳ではないのですが、まず競争心を表に出すのは苦手でした。

でも悔しさが滲み出ない一番の原因は、恐らく努力家で無かったことかも。

振り付けを減らされても、残念だなぁとは思ったけど、しょうがないな、と納得してしまったのは、

努力が足りなかった為、堂々と言える程努力していなかったせいだと思います。

元来真面目(?)なので与えられたことは一生懸命頑張ってやる質ですが、それは努力とは全く違うものなのです。

頑張りはその場その場でも、下手したらその時だけでも出せるけど、努力は積み重ね。

努力もして、自信もあり、それでも成し遂げられなかったり負けたりした時に、

悔しさというのは湧き出るもので、努力してなければ悔しがる権利すらない気がします。

唯一泣いた子をみて、ちょっと胸が熱くなりました。

きっとすぐに練習を始めるんだろうな。

そして君は伸びるだろう!  私達と違って・・・

いや、努力してます!と堂々と言える位努力したいと思います。。。



Y氏のマリッジリング。

2012-12-10 | マリッジ


Mano Pigra / Marriage Ring Mat.Pt900
  


昨日はY氏とT子ちゃんの結婚式でした。

Yさんと初めて出会ったとき、正直友達になると思わなかったけれど(恐らくお互い)、

気がつけば10数年・・・今や大事な友人の1人です。

お互いの歩みや成長(?)を見て来ましたが、

とうとうT子ちゃんの様な素敵な女性と出会い、ご結婚。

いやー、Yさん超ラッキーだね!ホントに!


さて、そんなお二人が結婚指輪を依頼してくれました。

山登りが趣味のアウトドア派のY氏からのアイディアで、

パタゴニアの様な山をモチーフにしたいとのこと。

さ、そこからSちゃんの研究が始まります。

Patagoniaとはなんぞや~、場所は?、Fitz Royとは?、形は?、魅力は?、エピソードは?・・・

沢山の『?』を埋め、資料を集め、自分なりに咀嚼し終えたら、

やっとこデザインに取りかかります。

なんちゃってパタゴニアにならない様に、SちゃんはFitz Royのデッサンから始めます。





実際は激しく高低差がある切り立った山ですが、

そのままやってはリングとしては格好が付かないため、オリジナルのデザインに落とし込みます。

リングの周囲を途切れなく山々が連なる様、男性、女性、

それぞれのサイズにジャストフィットする様に計算しながら山脈を描いて行きます。

空となる部分は縦に細かい彫線を入れ、山の稜線が際立つ様に。

そんなこんなで完成した、Fitz Royの特徴的なシルエットをイメージしたレリーフのマリッジリング。

プラチナ素材が、雪のかかったキリっとしたこの山の出立ちにピッタリ。

凛とした大人なリングに仕上がりました。


結婚式、Y氏は感涙していたようで・・・なんと微笑ましい~。。

いつまでも支え合い、思いやりの深い素敵なご夫婦であります様!

あらためて、おめでとう!!