Mano Pigra / Numero Bangle "0" Mat. Brass , K18(plate)
昨日、約3千人の小中学生が自ら素早い避難を行い大津波を生き抜きぬいた、
“釜石の奇跡”を生んだ防災教育についての番組を見ました。
でも子供達の中には釜石の奇跡、と言われることには違和感があるようで、
避難訓練を何回もやってきて、それを行ったのだから奇跡ではなく”実力”だ、
奇跡というのは足下ぎりぎりで津波が止ったりすることで、
今回のは訓練して来た成果だから”実績”だ、ということを淡々と言っていました。
防災訓練の大切さをしっかりと受け止め、現実に身に着けた事への自負を感じました。
ある父子は避難先の公園に逃げたとき、そこにも津波が襲ってきました。
その時のお父さんの様子は、硬直し、もうダメだと諦めているように見え、
それが彼(子供)の目には父が自分から死のうとしている様にも写った。
ショックな出来事です。経験や知識は大人の方が多いはずだけど、それが災いとなる。
自分もお父さん側の人間=大人になってしまっている気がしました。
彼に逃げようと促され、お父さんも我に返り一緒に逃げ、難を逃れました。
また、他の避難所でも、子供達に促され、
指定された避難所を出て、さらに高台に避難した事で難を逃れたことが紹介されました。
大人の経験や知識は一体何の為にあるのか。
早々に何かを見限ったり、諦めたりする為のものではなく、
最善の方法を素早く見いだす為に使わなくてはいけない。
また、想像力は重要で、経験値で物を測ってはいけない。
子供の想像力により、予想をはるかに超えた災害を彼らは想定し、その先の安全な場所へと移動した。
想像力の大切さ、これは防災に限らない。
能力や可能性に限界を持たない事。子供にはそういう想像力もある。
そして、何事にもフットワーク良く。大人はまったくおしりが重い。。
防災教育の重要性だけでなく、自分自身色々反省させられた番組でした。