4ヶ月前から京王多摩センターからバスで行った場所にあるホームに入所しています。
家に帰りたいを連発していたのでなかなか見舞いに行けませんでした。
長姉の娘、姪が車で最寄駅まで迎えに来てくれたので、雨だったのですが助かりました。
まず中に入るとアルコールで手指の消毒をし、紙コップに消毒液の入ったコップを渡され、洗面所でうがいをします。
それから姉の部屋に行きました。ちょっとやせたのと、随分老けたなあと言うのが第一印象です。
私は知らなかったのですが、姉はアルツハイマーの初期なのだそうです。
確かにホームでも寝てばかりいると言いますし、テレビや本も見ないし、食事で食堂に行くのと、同じ階の方たちとお話するのが楽しいらしく、これはいいことだと思うのです。
彼女に言わせると男の人と話すほうが楽しいと言っているのですが、これはどういう心境の変化なのか私には読めませんでした。
本能的なものが出てきたせいなのかもしれません。
アルツハイマーは遺伝するそうなので、膝のオペが済んだら脳外科でVSRADと言う検査をしてもらおうと思います。初期だと今はいい薬があるそうですから。
ところでこのホームは介護師さんが多くて義妹のいたホームと全く違います。
100歳まで生きると推定して計算してあのホームに入れたにですが、100歳までなんてそんなに生きる人もそういないし、せいぜい90歳迄くらいでいいでしょうに。そうしたら、もっと介護師さんがたくさんいるホームに入れてあと数年でも生きてほしかったと今思うのです。
姉のホームは姪はあまり詳しくは言いませんでしたが、入所金もあまり高くなく、ただ月々の費用は20万以上かかるようです。
家を売って入った人もいて、姉が家に帰りたいと言ったら、帰る家があっていいなあといわれたそうです。
歳をとったらお金がものを言うのですね。
なんだか恐ろしくなります。
次姉の娘の義母はかなり前に痴呆症になり、ホームに入ったのですが、もう90歳を過ぎ予定していた月々の費用も底を尽きはじめ、兄弟3人で分担していかなければならなくなるとか。
いろいろ話を聞いていると、先行きが暗くなります。
いざとなったら、北欧にでも行って、相手を見つけて再婚するのも手かもしれないですね。
北欧は消費税が高い分社会保障が厚く、国籍に関係なく、結婚するとすぐに社会保障が受けられると旅行で訪れたときガイドさんから聞きました。ほかの景色とかは忘れたのにこれだけははっきり覚えています。
ああ、悲しいですね!
これなら一層膝のオペ中眠っている間にあの世に行くのが一番苦しまなくっていいかもしれません。