昨日は、シニア自然大学、15期花組1班の同窓会でした。 奈良公園周辺の文化遺産や自然への感動を伝える活動をしている・・・シニア自然大学OBのグループ・・・”ならなぎ”のメンバーでもあるOさんの案内で、又新しい発見と勉強をさせてもらいました。
<コース>近鉄奈良駅前、行基像→北円堂→南円堂→五重塔→菩提院大御堂→ムクロジの大木→雷のクスノキ→飛火野→ささやきの小道→ナギの大木→若宮→春日大社本殿→→吉野本葛黒川本家で少し遅めの昼食(本葛入りパスタ)。
南円堂左近の藤の花はすでに散ってました 菩提院大御堂へは初めて訪れました。
ここで”なんじゃもんじゃの木”(ヒトツバタゴ)の白い花が見事に満開なのが観れました。
ムクロジの古木。樹の真ん中を貫通して竹が数本伸びています。
上の写真はディアーラインがはっきり見られます。鹿が首を伸ばして食べるのに届く高さ(地上1.9m程度)までの下枝や下草がなく、遠くまで見通しが良くなっています。
また、飛火野はきれいな芝生が維持されています。鹿が雑草を食べてくれるからです。
サギゴケや、ニガナ、カタバミなども矮性化して花を付けています。鹿に食べられないうちに短期間に開花、結実するためです。
これは、鹿が食べないイワヒメワラビの群生です。
同じく鹿が食べないイヌガシやアセビの木にはディアーラインが出来てませんね。
ほかに鹿が嫌いな木は、ナンキンハゼ、ナギ、がよく知られています。
山のフジは見頃です。 春日大社本殿の藤棚も見事でした。「砂ずり」と言われるほどには程遠い長さでしたが(~_~;)
これはナラノヤエザクラです。奈良公園では数種類の桜が順番に咲きますが、その最後の花です。
なんとか残ってました。
ディアラインなど、鹿と植物さんたちの静かな確執の様子がわかってとても楽しかったです。
また、行ってみよう。