マイ・パン教室 マイ・パン工房

昔不純な動機で教員になろうとして

高校に入った途端父親が突然なくなりました。経済的に行き詰まり高校の中退を決意しました。

その時担任教師が育英資金の申し込みを進めてくれそのまま進学までしました。当時は教員か自衛隊に

なれば返済しなくても良い制度でしたので、教員を目指しました。

ただ、直前になって若者に影響を与える教員は荷が重いと考えを換えエンジニアの理科系に進みました。

その道で生活してきましたが、一応教員の資格は講習さえ受ければ取得できるので取っておきました。

現役も過ぎた今になって、改めて若い人と接する機会を得ました。

教育ということについて考えるようになりました。パンを作るということは簡単な作業です。

ただ、材料を準備して、スイッチを押しさえすればおいしく焼きあがります。

そんなことならば、機械を買えばすみます。

私は食の安全を考えることを基本にしています。材料の吟味、最低限の材料で作るパンを目指します。

国内産小麦、天然酵母、砂糖、バター、牛乳と水だけで焼き上げます。

当然柔らかくない、おいしくないパンです。健康の為ならば良いのではないか。

ご飯に塩を入れてあまり炊かない。おかずで味覚は調整できます。


従って私に関わりの出来る方は、かゆみや病をお持ちの方が多い。それだけ体が弱い方は損です。

しかし、必要に迫られます。やっていくうちに様々な知識が必要になりお勉強します。

実際の体が悪くならなければ継続できます。そして一定の期間を過ぎると普通の生活に戻れます。


大人はそれで良いのですが、幼い子達にどう教えるかが悩みました。そこで、包丁を研いだり、機械の

原理、菌の培養の方法、調理の仕方などを教えます。

そこで始めて個人によって才能の違い、興味の違いの有る事を知りました。

教育の原点を見る思いでした。これが私の趣味になりました。

食の安全はいまや風前の灯です。如何に安全な材料を確保するかを考えて行きたいと改めて考えます。





にほんブログ村 料理ブログ パン作りへ

素敵な生け花や切ない詩、曲などがいっぱい~♪こちらもどうぞ

コメント一覧

たなちゃん
おはようございます
http://blog.goo.ne.jp/kouturu/
人間にとって食の安全が一番です
材料の吟味、最低限の材料で作るパン
いいですね

この頃誤表示で問題になってますね
sugiura
らいちゃんさんへ
ある意味食材偽装は当然の帰結でした。それは利益が最大の目的でそれが生き残りの最低条件でした。

少し前の金目鯛の騒ぎを思い起こしてください。事件は解決したのでしょうか。結論は食べ続けなければ病気にならないということです。

これが日本の海の現状です。漁の時代は終わりが近く山の環境での養殖栽培漁業の時代になりつつあります。

年寄りは進んで関東の魚介類を食べて生き延びることが求められています。これからの人たちを巻き込む訳には参りません。それがこの事態を引き起こした世代の勤めだと思います。

私は店では出来るだけ関東福島茨城のものを買います。
sugiura
linaさんへ
少し前はジンマシンと言う言葉がありました。もう死語です。時代は進み色々解明されるようになりましたが、新たな病名も増えました。

地球の裏側の作物が店頭に並びそれしか手に入りません。地域の牛乳、黒砂糖、パン用小麦も全て手に入りません。評判になると全て大手がおさへ、お上が便宜を計らいます。

零細業者には回りません。時代劇のシステムが生きています。安全は過去の話です。材料が入手困難です。

頼りは農水省のレポートだけです。しかしこれも秘密保護法でおっつけ消えさるでしょう。これまでの事実の報告では市場に出回る農産物が激減してしまいます。

若い子たちがかわいそうです。
らいちゃん
正直者が馬鹿を見る
http://blog.goo.ne.jp/raishou0213
今の先生は昔と随分変わったように感じます。
昔は、教師は聖職者と言われ、知識以外にも人としての生き方などを教えていましたが、現在は入試合格を最大の目標とし、知識の詰め込みのみを教え、人を教え育てる本来の教育はそっちのけのような気がします。
現在の社会環境がそのようにさせているのかも知れませんが、その影響の一環が、今、新聞紙上をにぎわせている食材偽装に現れているように思います。

日本人は昔からかたくなまでに正直で曲がった事を嫌いました。
その日本の良き伝統が、今、崩れかかっています。

一流レストランや百貨店の社長ともあろう人が会見で偽装ではなく誤表示だと釈明していますが、見にくいいい訳であり、誰が見ても偽装に他なりません。
「正直者が馬鹿を見る」厭な時代になりましたね。
せめてsugiuraさんには、食の安全に正直であっていただきたいと思います。
iina
食文化
http://blog.goo.ne.jp/iinna/
人は、千差万別ですから、いろいろな考えがあり嗜好もあります。興味の抱き方も、様ざまであろうと考えます。
ですから、教え方も本来は個性に応じてなされた方が、身にはいるでしょうね。

体質によっては、食べる物に制約のある方もいるのも理解できます。なにしろ、蕎麦を食べて死んでしまう体質が
あるなんて、一般には理解しがたい体質があるくらいですから、食文化は重要です。

むしろ、これからはそのような食文化が尊重される時代になったといえるのではないでしょうか。

妖怪ブタが、裸姿で女性にもてているのは、あまり好感できぬものですが・・・。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「天然酵母・無塩・無添加パンの作り方」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事