小さい頃は物売りがたくさん来た。大型トラックで
もみ殻に守られた木箱のリンゴを丁寧に出していた。
あるいは四日市から採りたての魚やシジミを朝早く、
包丁さばきに見入った。スーパーはまだない時代。
キノコの炊き込みごはん。家でのマッタケの記憶は
ないが今日はマイタケ。久しぶりに堪能した。
本当はたんぱく不足。でもこれは一日二食の年寄り
の宿命。だんだんにくどいものが口に合わなくなる。
50を過ぎた姪には物足りない。またトンバラ肉で
焼き豚を作る。これは余分な脂肪が落ち丁度よい。
大根を適当に煮込んでおく。甘味噌はたえず準備。
適当に品ぞろえができる。
今日は妻の友、夫婦とも同級生の旦那が肺がんで亡
くなった。私の入院のお見舞いにも来て頂いた。
その彼がしばらくして肺がんと診断された。
誰が決めるのか分からないが若い方ほど進行が速い。
お供えとアゲずしを添える。今の私のできること。
彼は大勢の孫を残した。私ができなかったことを成
し遂げた。尊敬する。
自分がずるく違法も承知でしたことの報いをうける。
この期に及んでの反省は意味がない。