平成最後の8月6日

ＢｕｚｚＦｅｅｄ　Ｊａｐａｎ
『「私たちは無力ではない」７３年目の広島原爆の日に、小学生が訴えたこと』

昨日は平成最後の広島原爆の日でした。来年からは新しい元号での原爆の日になります。
原爆が投下されたのは昭和２０年、平成の元号での平和祈念式典は３０回、そしてまだ知らぬ新しい元号となって以降も静かに黙とうを捧げ、平和を願う事が出来る事を願います。
元号が２回も変わると、この惨禍が実際に起こった事であると言うことが遠く感じられてしまうのではないかと、気がかりになっていました。
でも、広島では若い世代を中心に、原爆の事、悲劇を後世に伝えていく取り組みが続いているのですね。
昨日、テレビの前で、この記事にある小学生達の平和への誓いを聞いて、その真摯な言葉に胸を打たれました。
そして、まだまだ小さい筈のこの２人の姿がとても頼もしく見えました。
そのあとの、総理大臣たる誰かの決まりきった言葉よりもずっとずっと強く心に刻まれました。

「平和とは、自然に笑顔になれること。平和とは、人も自分も幸せであること」
「平和とは、夢や希望を持てる未来があること」

平和の定義をこれだけ分かりやすく語る言葉を聞いたのは初めてかもしれません。

「平和を作ることは、難しい事ではありません。私たちは無力ではないのです。」

この言葉を聞いて、４年前の長崎原爆の日の祈念式典で語られた高校生の言葉「ビリョクだけどムリョクじゃない」を思いました。
その時の記事はこちら

この１～２年の世界情勢は、本当に予断を許さない切迫した状態だと思います。
そんな情勢なのに、被爆した方々との会談の場で、核兵器禁止条約には参加しないと明言したのは、唯一の被爆国の首相だと言う信じがたい現実が…。
決して許せない事です。あり得ない事です。

広島市長の平和宣言にあったように、今度核兵器が使われたら、今度は地球上の生命が滅びてしまうでしょう。
７３年前以上に、赤と黒だけの世界になってしまうでしょう。
そんなことには、決してさせてはならないと思います。

小学生の２人の言葉で、改めて心しようと思います。