Sujak do 〜SujaのDNA〜

興味深く感じたことや読んだ書籍について書いたりしていきます。天然石については、一休み。

あんこ好きの私。こーゆータイトルにチョイチョイ引っかかります〜『殿のどら焼き』牧秀彦著〜

2021-07-31 14:47:00 | 本を読む
こんにちは
sujaです

先日、借りた本を返却に
図書館へ赴いた時の事

いつものようにリサイクル本コーナーに
立ち寄ったのです

本の背表紙を確認していくと
『殿のどら焼き』
というタイトルが目に入りました

以前、このブログで
あんこ好きという事を公表していた私です

ちなみに、粒あん好きです

『どら焼き』という文字を
無視できる筈がありません

手に取ってみると
なんと、時代小説でした


どら焼きは好きでも
時代小説は・・・
これまで心動かされたことはありません
読みたいと思ったことが無いのです

でも、タイトルには心動かされます

「まぁ、1冊くらい読んでみるか」
と、この『殿のどら焼き』を頂いて帰りました

家で改めて見てみると
『殿のどら焼き』の横に小さく
(甘味屋十兵衛子守り剣2)とあります

なんと、シリーズ物の2巻目を頂いて来たようなのです

これは、1巻目を借りて読んでみない事には話になりません

図書館で1巻目を借りに行きました

すると、なんとこのシリーズ
5巻まであるではないですか!


「面白くなければ、途中で止めればいいか」
と、5巻目まで借りて帰りました

1巻目の『甘味屋十兵衛子守り剣』を読み終えた時には
すっかり時代小説の世界に入り込んでいました

幕末の時代設定なので分かりやすく
実在する人物も登場したりで
なかなか面白かったです
昔の暮らしぶりも
非常に興味深く読むことが出来ました

そしてなにより
どら焼きだけではなく
いろんなお菓子が登場するので
読んでいるうちに
「今度、作ってみようかな?」
と思わせます

十兵衛という人が
深川で甘味屋を営んでいるのですが
妻と娘の3人暮らしというのは仮の姿で
この母子は、加賀の国許で殿の側室とその娘なのです
母子の暗殺から救った十兵衛は
二人を連れて江戸へ逃れ
甘味屋で生計を立てて暮らしていきます

饅頭や団子、心太などを作り
商売する傍らで
国許から送り込まれた刺客たちとの剣術も
分かりやすく読みやすかったので
続けさまに5巻読んでしまいました

これを機に
時代小説をまた読んでみようか…