今日は胃X線検査の短所について触れます。
物事において、長所ばかりではなく短所も存在するのが世の常です。
内視鏡に比べた場合の胃X線検査の短所は以下のようなところです。
・X線被曝がある
・バリウムの飲めない方やバリウムアレルギーの方
・検査の質は、診療放射線技師や医師の左右される
・要精密検査になった場合、内視鏡を行い最終的な診断をすることになる
・胃X線画像を読める医師が減ってきている
このほかにも思いつくことはあると思いますが、胃X線検査はけっこう弱点があります。
的確に画像を読んでいただける医師の方が減ってきているのは、診療放射線技師の立場からしても苦しいところです。内視鏡に力を入れる医師の方が多いのが実情ですが、内視鏡は医師でないと施行できません。
一方、胃X線は私たち診療放射線技師も施行できます。診療放射線技師が、真に所見を拾い上げた画像を医師に提供することが、今後の胃X線検査の残された道だと思います。
少々熱くなりましたが、明日の胃X線検査業務に力を注ぎたいと思います。