こんばんは。そしてお久しぶりの更新です。
今日は、久しぶりに胃透視を行いました。
撮影件数は20件あまりと多くなく、非常に一人一人の検査をじっくり行うことができました。
さて、本日、胃癌疑いの症例に出くわしました。部位は前庭部後壁小彎寄りです。
ルーチンでは、淡くバリウムがたまるのですが、いざ二重造影法第2法を行うと、うまく描出することができませんでした。
検査後半、腸へ流出して構わないと思って、勢いよく幽門前部に溜めたバリウムを胃体部に移動させ、なんとか描出させました。あとで写真を見ると、分化型0-Ⅱcを思わせる所見でした。
ところで、この方は前回も撮影されており、くしくも私が撮影していました。
その際にも、同じ部位に対して追加撮影を行っていました。
そのときの自分の所見記入には、びらんとしていました。
前回の所見記入や写真をみたところ、追加撮影へのしつこさが足りなかったように反省します。描出させようと思ったのですが、良性びらんと判断してしまったのが反省点と考えます。以前に本ブログでご指摘を受けましたが、撮影中ではとにかく病変全貌を捉えるよう心がけるべきですね。
前年度の写真をみて思い出したこと・・・。それは、うまく病変全貌が表われなかったので、病変として乏しいのか、あるいは偽所見と思い迷いながら撮った点です。
撮影中、異常と思った場合には、どこまでその病変が存在しているのか、忠実に表現しなければなりませんね。追加撮影で撮った写真の説得力が欠けていたため、前年度は異常なしと判定されました。
異常と思っただけではいけません。説得力のある写真撮影が望まれます。
病変が疑われるのであれば、それが何かを表現しなければなりません。
本症例は早期に留まっているであろう所見でしたが、内視鏡的手術可能な胃がんとしては難しいように思われました。
自分の撮影技術の未熟さを悔やみます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_thunder.gif)
これからも貪欲に知識と技術を磨いていきたいと心新たです。
自己の撮影技術や読影力を反省し高めていくことが、受診者のさらなる良い医療に繋がります。
くれぐれも撮ったら撮りっぱなしのないように。
今日は、久しぶりに胃透視を行いました。
撮影件数は20件あまりと多くなく、非常に一人一人の検査をじっくり行うことができました。
さて、本日、胃癌疑いの症例に出くわしました。部位は前庭部後壁小彎寄りです。
ルーチンでは、淡くバリウムがたまるのですが、いざ二重造影法第2法を行うと、うまく描出することができませんでした。
検査後半、腸へ流出して構わないと思って、勢いよく幽門前部に溜めたバリウムを胃体部に移動させ、なんとか描出させました。あとで写真を見ると、分化型0-Ⅱcを思わせる所見でした。
ところで、この方は前回も撮影されており、くしくも私が撮影していました。
その際にも、同じ部位に対して追加撮影を行っていました。
そのときの自分の所見記入には、びらんとしていました。
前回の所見記入や写真をみたところ、追加撮影へのしつこさが足りなかったように反省します。描出させようと思ったのですが、良性びらんと判断してしまったのが反省点と考えます。以前に本ブログでご指摘を受けましたが、撮影中ではとにかく病変全貌を捉えるよう心がけるべきですね。
前年度の写真をみて思い出したこと・・・。それは、うまく病変全貌が表われなかったので、病変として乏しいのか、あるいは偽所見と思い迷いながら撮った点です。
撮影中、異常と思った場合には、どこまでその病変が存在しているのか、忠実に表現しなければなりませんね。追加撮影で撮った写真の説得力が欠けていたため、前年度は異常なしと判定されました。
異常と思っただけではいけません。説得力のある写真撮影が望まれます。
病変が疑われるのであれば、それが何かを表現しなければなりません。
本症例は早期に留まっているであろう所見でしたが、内視鏡的手術可能な胃がんとしては難しいように思われました。
自分の撮影技術の未熟さを悔やみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_thunder.gif)
これからも貪欲に知識と技術を磨いていきたいと心新たです。
自己の撮影技術や読影力を反省し高めていくことが、受診者のさらなる良い医療に繋がります。
くれぐれも撮ったら撮りっぱなしのないように。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_please.gif)