墨ブロ  sumi-blog

美峰  ~ココロ模様・墨模様~

書道を通して 日々の想いを記してマイリマス

 

☆墨ブロへようこそ☆

美峰(ビホウ)と申します。 訪れてくださり、アリガトウゴザイマス。 まだまだ勉強中です。 拙い作品ですが 覗いて行ってください^^ コメントを残してくださると 嬉しいです♪

百人一首91番

2011年11月19日 | 書道

きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに

 衣片敷き ひとりかもねん  後京極摂政前太政大臣

 <現代語訳>こおろぎが鳴いているこの霜夜の寒々としたむしろの上に

 自分の衣の片袖を敷いて、わたしは一人寂しく寝るのであろうか

 

今のコオロギのことを 昔はきりぎりす といったそう。

(反対にコオロギのことを きりぎりす と呼んでいたそう)

「衣片敷き」は自分の片方の袖を敷くことですが、

恋人と共寝をするときはお互いの衣の袖を敷きかわし、

ひとりで寝るときは自分の衣の片袖だけを敷くところから

ひとり寝の象徴になっているようです。

晩秋の霜の降る寒い夜にひとりで寝る寂しさを詠んだもので

静かな中にコオロギの声が侘びしさ哀れさを一層協調しているような・・・

あ~寂しいっ 溜息が聞こえてきそうな歌です

 美峰

 

 


開窓引月輝 行書

2011年11月17日 | 書道

開窓引月輝

窓を開け月輝(げっき)を引く

 窓を開ければ月の光が差し込んできます という意。

急に寒くなって 空気が澄んで、夕べは星がまたたいてキレイでした

月の輝きも なお一層 深くなるように感じます・・・

 草書

バタバタとしていましたが、昨日 試験の作品を提出することが出来ました。

毎月仮名と漢字二点を提出していますが、

昇段試験の月は半紙・条幅あわせて七点の提出になるので 一仕事です。

ほっとしています。

 美峰

 


百人一首90番

2011年10月23日 | 書道

百人一首90番

 見せやばな 雄島のあまの 袖だにも

 濡れにぞ濡れし 色はかはらず     殷富門院大輔

<意味>(貴方を想って泣き染まったこの袖を)見せられれば良いのに。

(私の袖なんてあまりにも悲しくて血の涙で真っ赤に染まっているのだけど、)

雄島の漁師だって 袖が濡れてもこんなに染まることなんて無いでしょ。

 

 ちなみにこの歌は、源重之

 「松島の雄島の磯にあさりせし海人の袖こそかくは濡れしか」

 (松島の雄島の磯で漁をしている漁師の袖のように(私の袖は涙で)濡れてしまったよ)

の返歌です。

 

激しい溜息が聞こえてきそうな歌です^^;

 美峰

 


紅葉

2011年10月17日 | 書道

 行書にて

 「 千峰紅葉村 」

  千峰(せんぽう)紅葉(こうよう)の村

   山々が紅葉で彩られた村がある、という意味

 

紅葉には、もうひといきでしょうか。

10月中旬なのに 昨日は 夏の様に暑かったし、

肌にも 目にも秋を感じるのは もう少し先でしょうか。

  美峰

 

 


稲架襖(はざぶすま)

2011年09月27日 | 書道

『 はざぶすま 』 と読みます。

刈り取った稲は 稲架(はざ)と呼ばれる稲掛けに干します

今まさに この季節ですね

あちこちで こんな風景が見られます

昔から農村の秋の風物詩ですね

大がかりな稲架は 稲架襖(はざぶすま)と言われるそうです。

 美峰