やはり、土曜日のお稽古場でのお話です。
吉野先生より「高 石峯先生」に関する印のコピーをいただきました。
そこには谷川北先生と吉野大巨先生の対談形式の内容となっています。
先生は私に説明されていましたが、私には難しくなんとも理解しがたいものもありました。
もちろん、時代背景やどの先生との関わりも含めてです。
何も存じ上げない初心者です。
第一期としての作品です。
吉野先生曰く、どちらかと言えば単調ですかね?と・・・
第二期のころ、比田井天来先生にお会いして、印も変化してきた・・・
第三期に入り、益々印勢が増してきた・・・。
(先生がこんなこと言ったかは想像です)
文中より・・・
北) そうですネ。
雅印と言っても、半切に捺す七分の大きさ三顆(か)組で一種だけ持っていますと言う方も多いようですから、書に携わる者として、少しは印の事も知って興味を持っていただければ良いですネ。
大) そうですヨ。
印はいくつ持っていてもこれで良いと言う事は無いですよ。
半切の作品に捺すにしても、一行書きならば、八分の印が有った方が良いでしょうし、三行書きならば、六分・五分と小さめの印をもっていた方が、作品効果を上げますヨ。・・・・
刻風について
北) 私としては、天来先生の所に来る以前、昭和7年から帰国の19年までの書学院時代、昭和41年再来日され、足掛け3年にわたって在日中の先生60歳代、その後昭和51年の来日移行後ということかなあと思いますが、吉野さんはどうですか。
大)そうですね。大体同じですが、近年を2つに分けたいと思いますね。
先生の70歳代の昭和50年代と80歳代の昭和60年から現在までで、全部で五期に分けることが出来ると思います。・・・・
晩年の作品には印風も味わいもあり、完成された作品だと思います・・・。
と吉野先生が言っておられたと記憶しています。
私が「高 石峯先生」のお話をご説明するのは難し過ぎます。
詳しくは吉野先生にお聞きください。
そう、前回アップしたものが、1日で120件のアクセスがありました。
例の「初心者が初心に戻る」のものです。
本格的な書道の話でなく、「むさしの墨友会」として多くは初心者の集まりですので、こんな内容になっています。
それぞれ、ご専門的な見地からご意見や異論もあろうかと思いますが、書道を始めて4~5年が多くのメンバーですので、幼稚と思われる部分はお許しください。
いつもご高覧いただき感謝申し上げます。
これが「むさしの墨友会」のブログと思っていただければ、ありがたいものです。
萬 鶴