子供の頃に親からよく言われたのは、「自分がされて嫌な事は他人にするな」「人に優しくあれ」「もし人から嫌な事をされたら、仕返すのではなくて、自分は同じ事をしないようにしろ」でした。当時もなんとなく理解していたし、大人になれば尚の事、身に染みる言葉でした。そんな風に先達の言葉を思い返すに、私が40代の頃に80代だった伯母から何度か言われた言葉が「由紀子、歳をとるって悲しいよ。」でした。離れて暮らしている伯母とは数年に一度顔を合わせる程度だったのに、月に一度のペースで電話が来るようになり、長く長く日々の不満を話した後は、必ずこのセリフを聞かされるのでした。最初は仕事帰りの夜、家事に追われる時間帯に長々と電話されるのが煩わしいと感じていたのですが、あまりにも頻繁に聞かされるので、これは何かのSOSなのかしら?と思いました。とは言え話を聞く以外自分に出来そうな事もなく、ひたすら「歳をとるのは悲しい」の文言を受け止めていました。数年後、彼女が老衰で亡くなった後にわかった事ですが同居の家族と折り合いが良くなかったようで、とても寂しくて私に連絡してきた様でした。そんな伯母に何もしてあげず、煩わしくさえ思った自分が情け無くなり、自己嫌悪に陥りました。自分がされて嫌な事は。。。を改めて思い出し、当たり前だと思っていた事が実はできていなかったと気付かされるのでした。それにしても「歳をとることは悲しい」と言うのは何度考えても重く、切なく解決策の見当たらない先達の本音だと感じ、少しでも悲しくない道を探りたいと実感する私なのでした。
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