連載シナリオ『ハートに火をつけて』
47 縁日(夜)
沢山の屋台や出店
沢山の家族連れやカップルで賑やか。
一番角に慶次のオーラソーマコーナー、
通行人達、カラーボトルに目を止める
が?そのまま通り過ぎて行く。
慶次、椅子に座っている。
武彦、慶次の横に立ち。
武彦「客、全然来ねーな」
慶次、気のない返事で
慶次「ああ」
武彦「値段下げるか?」
慶次「いいんじゃない」
武彦、2千円のプレートを千円に書き換
える。
× × ×
通行人達、ボトルを見て立ち止まるが、
千円のプレートを見て立ち去る。
× × ×
(時間の経過)武彦の足元、煙草の吸殻の山
× × ×
武彦、プレートに5百円と書く
武彦「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい、
オーラソーマだよ、オーラソーマ」
女性中心に通行人が立ち止り、集まって
くる。
慶次、照れた表情で下を向いてる。
武彦、ギャルを指さし、
武彦「お姉ちゃん、オーラソーマ知ってる、
イギリスで生れた、色彩心理学、此処に居
る先生は、そのイギリスに留学して、
本場で免許皆伝のお墨付きをもらってきた。
えらーい先生なんだよ、こんなトッチャン
坊やみたな顔してるけど?」
慶次、俯き加減で照れた表情。
武彦、両手をパチンと合わせ、
武彦「さーて、お立会い、東京のデパートや
原宿の占い喫茶なら、4、5千円は当た
り前の所、今日は出血大サービスの
五百円でどうだ!」
女性客同士が顔を見合わせ思案中。
武彦、周りの反応を見て、
武彦「たのむよ、みなさん、コレで限界、
鼻血も出ない、大ディスカウントなんだか
ら!」
6歳位の少女A、5百円硬貨を握り締め、
武彦の前へ進み出る
少女A「はい、おじちゃん」
武彦「お!えらいね、お嬢ちゃん、これで
未来は開けたも同然だね!」
少女A「未来は扉なの?」
少女A、首を傾げる
武彦「そうだよ、自分で開けたり、閉めたり
するんだよ」
少女A「貴美子も開けたら閉めるよ」
武彦、少女Aの頭を撫で、
武彦「えらいね」
慶次、少女Aの前で屈み、
慶次「今から、占いしようね」
慶次、少女Aの手を取って、カラーボト
ルを指差し、
慶次「綺麗な瓶が並んでるね、好きな瓶を
四つ選んでみようか?」
少女A、カラーボトルを見て、思案する。
武彦、手をパチンと叩き、
武彦「さて、お次の人は誰かな?」
女性客、次々と手を挙げていく。
武彦「それじゃ、コチラに一列に並んでくだ
さい」
武彦、整列の支持をする。
× × ×
武彦、最後尾の整列が終わる。
赤いバイク(ドカッティ)、走ってきて、
武彦の前で止まる。
ライダー、ヘルメットを脱ぐ。
ライダーは、慶子。
慶子「お兄ちゃん、久し振り」
武彦、慶子よりバイクを触り出す。
武彦「久し振りだな、ドカッティじゃんかよ」
慶子「凄い行列だね」
武彦、バイクを撫で回す。
武彦「俺が寅さんやれば、こんなもんよ」
武彦、慶子からヘルメットを奪い取り、
武彦「乗らせてくれ」
武彦、バイクに跨り。
武彦「後、頼む」
武彦、バイクで走り去る。
慶子、すかさず、手馴れた様子で
慶子「はーい、最後尾はコチラですよ、一列
に並んでください・・・・」
47 縁日(夜)
沢山の屋台や出店
沢山の家族連れやカップルで賑やか。
一番角に慶次のオーラソーマコーナー、
通行人達、カラーボトルに目を止める
が?そのまま通り過ぎて行く。
慶次、椅子に座っている。
武彦、慶次の横に立ち。
武彦「客、全然来ねーな」
慶次、気のない返事で
慶次「ああ」
武彦「値段下げるか?」
慶次「いいんじゃない」
武彦、2千円のプレートを千円に書き換
える。
× × ×
通行人達、ボトルを見て立ち止まるが、
千円のプレートを見て立ち去る。
× × ×
(時間の経過)武彦の足元、煙草の吸殻の山
× × ×
武彦、プレートに5百円と書く
武彦「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい、
オーラソーマだよ、オーラソーマ」
女性中心に通行人が立ち止り、集まって
くる。
慶次、照れた表情で下を向いてる。
武彦、ギャルを指さし、
武彦「お姉ちゃん、オーラソーマ知ってる、
イギリスで生れた、色彩心理学、此処に居
る先生は、そのイギリスに留学して、
本場で免許皆伝のお墨付きをもらってきた。
えらーい先生なんだよ、こんなトッチャン
坊やみたな顔してるけど?」
慶次、俯き加減で照れた表情。
武彦、両手をパチンと合わせ、
武彦「さーて、お立会い、東京のデパートや
原宿の占い喫茶なら、4、5千円は当た
り前の所、今日は出血大サービスの
五百円でどうだ!」
女性客同士が顔を見合わせ思案中。
武彦、周りの反応を見て、
武彦「たのむよ、みなさん、コレで限界、
鼻血も出ない、大ディスカウントなんだか
ら!」
6歳位の少女A、5百円硬貨を握り締め、
武彦の前へ進み出る
少女A「はい、おじちゃん」
武彦「お!えらいね、お嬢ちゃん、これで
未来は開けたも同然だね!」
少女A「未来は扉なの?」
少女A、首を傾げる
武彦「そうだよ、自分で開けたり、閉めたり
するんだよ」
少女A「貴美子も開けたら閉めるよ」
武彦、少女Aの頭を撫で、
武彦「えらいね」
慶次、少女Aの前で屈み、
慶次「今から、占いしようね」
慶次、少女Aの手を取って、カラーボト
ルを指差し、
慶次「綺麗な瓶が並んでるね、好きな瓶を
四つ選んでみようか?」
少女A、カラーボトルを見て、思案する。
武彦、手をパチンと叩き、
武彦「さて、お次の人は誰かな?」
女性客、次々と手を挙げていく。
武彦「それじゃ、コチラに一列に並んでくだ
さい」
武彦、整列の支持をする。
× × ×
武彦、最後尾の整列が終わる。
赤いバイク(ドカッティ)、走ってきて、
武彦の前で止まる。
ライダー、ヘルメットを脱ぐ。
ライダーは、慶子。
慶子「お兄ちゃん、久し振り」
武彦、慶子よりバイクを触り出す。
武彦「久し振りだな、ドカッティじゃんかよ」
慶子「凄い行列だね」
武彦、バイクを撫で回す。
武彦「俺が寅さんやれば、こんなもんよ」
武彦、慶子からヘルメットを奪い取り、
武彦「乗らせてくれ」
武彦、バイクに跨り。
武彦「後、頼む」
武彦、バイクで走り去る。
慶子、すかさず、手馴れた様子で
慶子「はーい、最後尾はコチラですよ、一列
に並んでください・・・・」