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3月13日にラストランとなる富士・はやぶさの指定券が10秒で売り切れとニュースで報じていました。
コンピュータシステムの素晴しさを感じると共に・廃止の声に人が集まる光景に複雑な思いです。
私が富士を最後に利用したのは去年の秋でA個・B個が満室であとはガラガラでした(私はB個上段をGET)。
私もこの列車の廃止話がなかったら無条件に飛行機で帰ってきてました。
地元タクシーの運転手の方に「富士で帰る」と言うとビジネススタイルであった事もあり「へぇ~あれで帰るの」って驚かれてしまいました。航空機との競争もあり地元の方にも見捨てられていたんですね。
富士と言えばDF50+20系が宮崎のC57に見送られ大淀川を渡る風景が思い浮かびます。東京~西鹿児島(現・鹿児島中央)の運転区間も大分に短縮され・特急でありながらソ二ックに抜かされ・食堂車の廃止や分割併合の都合?か電源車のいらない14系に格下げ?と哀れな末路となってしまいました。
嘗ては東京口から「さくら・はやぶさ・みずほ・あさかぜ・富士・出雲・いなば・紀伊・瀬戸」等が羨望の眼差しを浴びて旅立っていったのです。時代が変わった事を真摯に受け止め今回のダイヤ改正で去り行く英雄を静かに見送る事としましょうか…。
10秒で売り切れ…本当に複雑ですね。
「廃止」の声を聞くと、どうしてこのような祭りになってしまうのでしょう。
せめてこの半分でも普段から利用者があれば、廃止にはならずに済んだかもしれませんね。
ずっと「富士・はやぶさ」の姿を追い続けていた人が言っていました。
最後の日は、何も知らない中学生が駅のホームで「ありがとう」なんて叫ぶのだろうか・・・と。
本当に姿を惜しむ人は、静かに遠くから見送るのでしょうね。
私も廃止になるから撮影するのではなくて、普段の姿を大切に記録し続けていきたいです。
「富士・はやぶさ」のお写真、楽しませていただきました。
今回のダイヤ改正・残念ですが利用率を考えると妥当なのでしょうね。
A個B個が混んでいるという現状の分析や車内販売販売の問題を解決し利用者増加を狙うか、夜行運転のコスト高より廃止を狙うか…難しい判断だったのでしょう。
いずれにしても残念な結果となってしまいました。そっとお見送りをする事としますね。