猫ちゃんと節約したい独り身おばさんの暮らし

ちょっと臆病な猫のユキちゃんと一人暮らし歴20年以上の
やる気ないパートのおばちゃんの暮らし

ムーミン谷の彗星 ドーべ ヤンソンさん

2019-11-04 09:05:00 | 図書館で借りた本
ムーミンはアニメではほのぼのした
可愛いイメージですが、
原作のムーミン一家かなり色々大変です。

彗星が地球に向かってきます。
この世の終わりにどうするか。
みんなの不安な気持ちがよく
表現されています。

この作品にはねこちゃんが出てきます。
白と黒がまだらになってる子ネコで
病弱なスニフがねこと仲良くなりたいけど
ねこちゃんは逃げてしまいます。

でもスニフはどうしても猫ちゃんと
友達になりたいのです。

ねこのことを考えて

食べることも忘れるほど幸せになれるんだね。と言うほど。

ちょっと一癖あるじゃこうねずみ
の事をムーミンパパは

あの人は一人暮らしが長かったから
言いたい事をそのまま口にして
しまうんじゃないかな。
と鋭い指摘のセリフがあったり、

ムーミンがじゃこうねずみに

あなたの事を考えるのなんか
全然余計な事だと思うんです。

この親子言う時言う…


ミニマリスト スナフキンが

何でも自分の物にして持って帰ろうと
すると、難しい物なんだよ。
ぼくは見るだけにしてるんだ。
立ち去る時はそれを頭の中にしまって
おくんだ。

人間は物に執着せぬようにしなきゃな。
すててしまえよ。

今も考えたんだけど、持ち物を増やす
というのは本当に恐ろしいことですね。

相変わらず絶賛シンプルライフ。

ムーミンはわりと口が悪いです。

自分で飲んだんじゃないか。
バカだなあ。
とか言ってスニフをおこらせるし。


猫ちゃんに冷たくされて
いて意地悪なネコとか言ってしまう
スニフですが、ひょんなことから
猫ちゃんと仲良くなります。

その行動がまさしくネコ!で
可愛いです。











ムーミン谷の冬 トーヴェ ヤンソンさん

2019-09-23 18:18:00 | 図書館で借りた本
ムーミン一家は11月から4月まで
冬眠に入ります。

ムーミンは目が覚めてしまいます。  
初めて冬に暮らす人々に
遭遇します。

おしゃまさんは言います。
物事ってものは、みんな、
とても曖昧なものよ。

まさにその事が私を安心
させるんだけどね。

物事に対してはっきりとは
言ってませんが、人との
関係はまさにその通りでは
ないでしょうか。

ヘムレンさんとムーミン、
ヘムレンさんとめそめそくん
というわんちゃんのシーンを
読むとヤンソンさんの
答えが返ってくる気が
します。

あんたたちはいったい、
あまりに色んなものを
持ちすぎてるのよ。

思い出のものや
ゆめでみるものまでさ。

どんなことでも、自分で
みつけださなきゃいけないものよ。
そうして自分ひとりで、
それを乗り越えるんだわ。

とおしゃまさんは言います。

ミイは
いつでも自分ひとりで楽しむ
事を知っていました。
自分が何を考えようと、
春がどんなに好きであろうと
その事を人に話す必要は、
少しも感じなかったのです。

意思のある強い女性が多いです。

フィンランドの厳しい冬や
美しい雪景色が、文章に表現されて
いて、春を待ちわびる気持ちが伝わります。









婚約迷走中 パンとスープとネコ日和 群ようこさん

2019-09-16 08:51:00 | 図書館で借りた本
パンとスープとネコ日和は、
アマゾンプライムビデオで見てから
本を読みました。

小林聡美さんのアキコさんの  
演技がとても
自然でよかったです。

その後、アキコさんとしまちゃんが
保護ネコちゃん達と暮らしたり
生活が少し変わっています。

猫の抜け毛問題とかわかるわー
と思いました。
黒い服はその理由であまり
持っていません。

ただちょっと気になるのは、
しまちゃんの彼氏に
対する態度なんです。

ちょっとエスカレートすると、
ヤバイんじゃないかと。

私は人によって態度を変える人が
じつはあまり好きでないので、
しまちゃんがそう言っていても
甘えているのかも?
と思うけど、気分は良くないです。

なのでちょっと複雑な気持ちで
読んでしまいました。

アキコさんのお母さんが
取り越し苦労は時間の無駄と
言っているのを思い出したと
書いてあり、
名言だわ。と思いました。

何が起こってもその時だわ。

本当にそう思います。







楽しいムーミン一家 トーヴェ ヤンソンさん

2019-09-16 08:34:00 | 図書館で借りた本
ムーミンは、アニメの可愛いイメージが
強く、最近はグッズも沢山売っています。

原作は童話ですが、
この二作目の
楽しいムーミン一家は
読んだら、楽しいのか?
と思う場面もちらほら。

スナフキンの名言もあり、
楽しいのか?と思いながら
個人的にはかなり好きなお話です。

ちょっとネタバレです。

スナフキンときたらうまれたときから
着ている古シャツ一枚で
すみからすみまで幸福だったのです。

どうしてみんながもちものを
やたらにほしがるのか
わけがわからなかったからです。

スナフキンは完璧なミニマリストです。

生きるって事は平和なものじゃないんですよ。
と嘆くヘムレンさんに言います。

スナフキン悟っています。

たまに凄い乱暴なセリフも
あり⁉️と思います。

スニフ


“ねえ、きみ、とりかえっこしないか。
きみの古ぼけたブイと、ぼくのラフィアの
マットと、このひしゃくと長靴とでさ。”

ムーミン

“お前が死んでからね。”

⁇⁈  どうした? ムーミン。

しかも不思議な帽子で変身したムーミンを
ムーミンとわからずに、変な事いうから
みんなでボコボコにしています。

殴られてます。

⁇ ⁇ これ童話なのに乱暴なシーンが
ありますが大丈夫ですか?? 

ヘムレンさんは、

“不思議な冒険や、雨に濡れた事や、
みんなで好き勝手にくらすことや、
魚釣りもみんな悪くないけど、
長い目でみればあんまり
愉快なものじゃないさ。”

毎日だったら楽しくないかも。
日常でないから愉快なのかも。

楽しい事ばかりでないムーミン一家
のお話でした。








ムーミンを生んだ芸術家 トーヴェ ヤンソン 冨原眞弓さん

2019-09-16 08:11:00 | 図書館で借りた本
トーヴェ ヤンソンさんは
スウェーデン語
系フィンランド人で、お父様は
彫刻家、お母様は挿絵画家と、
芸術家家族です。

お母様は切手の絵も手掛けて
いてかなりの作品があります。

1964年に住んだ島の写真が
ありますが、本当に何も無いです。

子供の頃から毎年訪れた島は
大きな岩場みたいです。


ずっと住むのはちょっと大変だけど、
何回か夏に過ごすのは楽しいかも。

ただ台風とか大しけの日は
大丈夫なの?と心配して
しまいます。

ヘルシンキにあるアトリエも
素敵です。
私は物が沢山あるのは苦手なのですが、
本棚に本がきっちり並んでるのは
憧れます。

ムーミン以外の作品や、絵も紹介
されています。
フィンランドでゆかりの場所も!

フィンランドいつか行きたいです。