最近、三冊ほど読了して『読書』の骨の折れる事をあらためて思う。
ガイド15年、引越し屋15年の計30年、通勤電車中で本は読んだものの、ガッツリ読書からは遠のいていたので
『読書持久力』が衰えて、ストーリー性のない本を読む時はいつの間にか船を漕いでいたりする。
その『読書』で思い出したのが『NHK特集〜AIに聞いてみいた、どうすんのニッポン健康寿命』という優れ番組
詳細は4年前の私のブログ ピンピンコロリへの道 - 拈華微笑に書いてあるので一読願いたい。
(*健康寿命とは〜健康上のトラブルによって日常生活が制限されずに暮らせる期間と定義
日常的に介護などを必要とすることなく自立した生活を送れている年数…)とのこと。
ちなみに最新2019年度の 健康寿命は 女性(75.4歳) 男性(72.3歳)であった。
NHKのスーパーコンピュータ、『AI・ヒロシ』君による調査の結果、健康寿命には次の三要素が重要とわかった。
① 子供と暮らすな一人で暮らせ ② 治安のいい所で暮らせ ③ 運動や食事より読書が大事・・・
という意外な結果がでて、進行役のマツコ・デラックス、有働アナ等を驚かせていた。
健康寿命に『読書』・・・つまり頭脳を鍛え、知的・遊戯三昧が大切であると『AI』は教えていたのだ。
昨日カフェで、相方が91歳になる父親に依頼されていた電話番号を携帯で伝える際
旧来の備え付け電話番号は問題なく伝わったのだが、もう一つの携帯番号を伝える時に
『ポータブル(携帯)電話』という言葉に多分引っかかったのだと思うが、というのは
義父は携帯電話が苦手なので脳神経のシナプスが途切れた模様で、数字の『5』はどう書くのか?…
と、相方に聞いてきたのだ。相方は驚きと悲しみで笑って対応していたが・・・歳をとるとはそういうことなのだ。
だんだん言葉が奪われて、『赤ん坊』のようになっていく・・・。
そこで思ったのだが、人生のサイクルは
『 赤ん坊〜青春〜黄夏〜紫秋〜赤惚 』・・・と終いには、『赤=無垢』に帰ってゆくのであろう…
アンパンならぬ、チョコパンを由緒ある13世紀の教会の鐘の音を聞きながら『紫秋』の馬骨は思うのであった。