先日スイスのテレビで 「老齢化とは?」的なタイトルの番組を見た。
番組の冒頭で 35歳の青年が イヤホンに度のきついメガネ、体に重い防弾チョッキを着て 80歳を体感する・・という
場面から始まった。
若い時は 歳を取るということが どういうことであるか? なんて考えもしないし、したくもない問題の一つかもしれない。
歳がいけば 体が不自由になるのは 当たり前で 仕方がない・・・ことだ。 で、おしまい。
アラ還に なった自分としては 興味を持たなければならない問題・・・というか 持たざるをえない問題になりつつある。
この番組に出演していた老人(60~70歳代)たちは 自分たちが歳をとっている老人とは 認識していない、と言っていた。
確かに健康であれば 気の持ちようで 若々しさを保つことができるようだ。
身近にいる老人といえば 我が相方の両親 義父母であるが、彼等が60代の頃から 最近の82,3歳になるまでずーっと
観察することが出来た。 ごく最近になってようやく 彼らも老人らしくなったなぁ~と思うこの頃であるが、
それまでは 老人なんて思いもしない存在であった。
この夏バカンスを一緒にすごした時 ボク等と義父と孫娘の 4人で 子供の絵カードを使った遊び「神経衰弱」をした。
最初ボクは 子供の遊びと馬鹿にしていたけれど やり進めるうちに娘っ子に負けるか!と かなり真剣になっていた。
この時は3回ぐらいゲームをしたが 記憶力抜群の義父が 意外に振るわないのが 少し気になって やはり老齢化の
せいだろうか?と 印象に残った出来事であったが、このテレビ番組の中でも 老齢化度を測る実験として 偶然
僕らが遊んだのと全く同じ 子供絵カードを使用して 三世代違う3人で「神経衰弱」をしたところ その差たるや
歴然としているのを見て 老齢化の意味を少し理解させられた。
それでなくても ボクは 人や物の名前を 覚えられなくて 困っているのに・・・。
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ゲーム好きな 義父も 「神経衰弱」ではどこか寂しそう。