拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  『目出度い』考

2025年01月01日 | 東洋自分なり研究所

  日本では正月に『おめでとう!』と互いに言い合う・・・。

  それを漢字で書くと『お目出度う』という当て字を使うようだ。

  

  これを佛察(考察)すると、『見性成仏(=悟り)』することの出来た『眼』の体得を祝う・・・時のセリフにしか聞こえないが

  『今年も新年を迎えて、見性成仏に向けて頑張りましょうね…』的な、互を励ます、非常に肯定的な、新年にふさわしい挨拶に思う。

 

  それを知って云う『お目出度う!』と、知らずに云う『おめでとう!』では、道(未知)への深まりが違うような気がする。

  この微妙な差が、『差取り』から『無』へ、『無』から『空』への、『道文化』を歩む面白さでもあるのであろうか?

 

  しかし、かく云う私自身が、今の今まで、その『差』がある事を知らなかったとは笑える・・・図。

 

         

          皆様、新年あけまして お目出度う ございます。 本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。(馬骨)