今日紹介する写真は、我が郷里(北海道)北見での写真。
1975年。今から48年前私は23歳、神戸の写真学校を卒業して一旦田舎へ帰ったものの、これといった仕事がなく
バイトをすることになるが、ある日家族の知り合いの知り合いのツテで、農家の玉ねぎ収穫を4,5日泊まりで手伝うことになった。
私自身は小さいとは言え北見の街中の出身であったので、郊外の農家の方の生活がどのようなものであるか全く知らず
そういう意味では何もかも新鮮であり、撮人家としての興味もかなりあったと思う。
当時どんな仕事をしたか全く憶えていないが、3,4歳の可愛いい女の子『ルミちゃん』を中心に玉ねぎ農家『荒川家』の様子を撮った記録
が今日の写真である。
私が子供の頃、一般的に自家用車を持っている人は少なく、自分の住んでいる地域以外はほとんど知らない世界であった・・・。
広大な玉ねぎ畑、昔北見はハッカの生産で一時世界一位・・・であったそうだ。
荒川家前の道をどこぞから帰ってきた、おじいさんはくわえタバコでにっこり笑っている図
ルミちゃんのお母さんは稲刈りに勤しむ
ルミちゃんはおじいさんと昼寝
こういったスタイルの蚊帳・・・を初めて観た。
ルミちゃんを撮った中で最高に可愛いシーン
爺さんと息子。 猟銃?を手入れする図。
仕事はすべて家族でやっているようで収穫期は大変。若旦那は私にここで働くことを提案してくれたが・・・。
今思えば、よくぞお地蔵さんを撮っていたものよ。 『郷里』は『悟り』・・・とも知らずに。
非常に良い『お地蔵さん』と出会っていた図。
このあと私は結局、神戸に帰りゴルフキャディーなどのバイトを経て、卒業した専門学校へ助手として勤務することになった。
北見、神戸、東京、北鎌倉居士林、そしてスイス(ローザンヌ)も・・・いずれも再度帰郷している事実を今回あらためて発見した。
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