拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』を観て

2023年06月14日 | 映華(えいが)

     

     写真は去年2022年の6月14日、フランスのSaint-Maloへ旅行した時、飛行機から観えたレマン湖とモンブランのある景色。

     記憶というものはいい加減で、あの旅がたった一年前であったことに驚いている図

 

  花粉症に備えて抗ヒスタミン薬を飲んでいるせいだろうか、それでなくとも年々眠気(ねむけ)の度合いが深まっているのに

  拍車がかかって一日中ぼーっとしているが、特に相方が何か私に話しかけている時に、居眠りしないように必死にこらえるのが辛い今日此頃。

 

  一昨日、アマゾンプライムでたまたま出会った素晴らしい映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』を相方と一緒に観て共に感無量。

  東西の差はあれ、年老いた両親を見守る相方とその伴侶である私の当事者感を持つ立場で、この映画を観る事ができたのは非常に意義があったように思う。

 

  昨日になって私は、映像の中で母親が『迷惑かけるから、死にたい〜』とぐずる場面で、父親である夫が発した言葉の確認をしようと再度

  アマゾンプライムをアップしてその場面を探したが、なんだか見覚えのない場面がいくつかあって・・・私も相当ボケてきたのだろうか、と心配したが

  前作と後作の2本あったらしく、私が最初に観たのが後作で、介護師による介護場面がある前作も結局全部観ることになった。

 

  この映画の前後2作を観て私に湧いてきた疑問は、このような御夫婦は日本ではよくある一般的な夫婦なのであろうか?・・・という問であった。

  YesでもありNoでもあるような・・・。

  というのは、やはりどう観てもこの御夫婦二人共『立派』なのだ。・・・そして、そんな両親の老齢化をありのまま記録した娘もアッパレであったと思う。

  そこ(底)には日本的仏教思想がやはり流れているように思うのだ・・・。 日本では2022年に映画(後作)が公開されたそうだが、オススメです。

 

                       映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』予告編 



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