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逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

東京オリンピックではなくTomorrow(近い将来)だったロゴのコンセプト

2015年07月31日 | 政治
『日本共産党機関紙しんぶん赤旗の久々のクリーンヒット(大スクープ?)』

すでに7月24日に発表されていた東京オリンピックの公式エンブレムのデザインですが、不思議なことに何故か日本国内のすべてのマスコミが敬遠して、誰も怖がって報道しなかった。
ところがベルギーの劇場のロゴと同じだとの盗作疑惑が発覚。日本中のマスメディアが一斉に報道するが、そのなかでも7月31日の赤旗記事が一番秀逸である。
赤旗が優れている部分ですが、何を表しているかまったく不明だったエンブレムの意味が、実はトゥモロー(tomorrow)の頭文字の『T』を図案化したものだった誰も知らない事実をすっぱ抜く。
東京(TOKYO)の頭文字の『T』だと、エンブレム内で意味無く不必要に重複するので不思議に思っていたが、これで謎の一つが無事解決する。めでたしめでたし。
エンブレムのコンセプトは1964年以来46年ぶり二度目の東京オリンピック開催では無くて、なんと『近い将来』『あした』(tomorrow)だったのである。

最初はアルファベットの『T』に見える今回のロゴですが、『L』にも最後の文字『Z』にも、片目を瞑った不自然に歪んだ『笑い顔』にも見える不思議なデザインだった。
白地に黒の縦帯のこの摩訶不思議なエンブレムから想像(連想)するのは日本では葬式の標識(喪家の忌章)である。(このエンブレムの白黒が逆転したパラリンピックのロゴはもっと忌章に見える)
Z旗は日露戦争時の日本海海戦の際、ナポレオン艦隊とのトラファルガー海戦のネルソン提督を真似て、旗艦三笠のマストに『この戦いで負けてしまってはもう後がない』として掲げる。真珠湾奇襲攻撃でも類似するものを掲げている。

『マスコミ全員が挙国一致で隠した日本。普通に報道していた外国メディア』

ロシアのSputnikでも 韓国の朝鮮日報でも、7月24日に正式発表された東京オリンピックのエンブレムのデザインが、TOKYO(東京)とTOMORROW(トゥモロー) と TEAMの(チーム)の三つの言葉の『T』の頭文字を図案化した事実を報じている。
もちろん、この事実は秘密でもなんでもなくて、24日に正式発表されたときに、壇上にエンブレムの真横に大きくTOKYO と TOMORROW と TEAM の文字が掲げられていた。
ですからエンブレムの発表会場にいた世界中の記者全員が知っている事柄なのです。
また。このときにはロゴの製作者の佐野研二郎自身が記者の質問に応じて『すべての色を混ぜ合わせるとできる黒で「多様性」を表現し、日の丸の赤を盛りこみ、和風テイストを加え「すべての人々が互いに理解しあう一つの世界を象徴的に表した』と、全体の3分の1を占める不吉な喪章そっくりの黒帯の意味を答えている。
だから外国メディアは正しく報じている。ところが、日本のメディアは誰も報じなかった。
日本のメディア全員が敬遠した理由ですが、今回の東京オリンピックのロゴの 『三つの頭文字のT』ですが、TOKYO と TEAM は良いが、矢張りTOMORROW が不都合だと思ったのでしょう。
そもそも『将来に期待する』とは、今現在の状態が丸っきり駄目だからですね。
そういえば、頭が空っぽで目が節穴のネットウョさんが、70年も前に滅んで跡形も無い大日本帝国の失敗を、『自虐史観だ』として頭から否定したり無視するのも、実は負け組みのネットウョの『今が悪い』ことの裏返し。
話は逆で、自分にとって『今の日本が素晴らしい』なら、『過去の日本が悪かった』は、自虐どころか、これは丸ごと『自慢話』ですよ。『過去』と同じことが『未来』にも言えて、今が素晴らしいなら未来に期待する必要性がゼロなのです。
そして、そもそも日本人にとって一番大切なのは未来でも過去でもなくて『現在』だけである。
世界的に例が無い日本人だけの特徴が『いまを優先して、過去は水に流し、将来は風まかせ』である事実は知の巨人加藤周一が『日本文化における時間と空間』で証明しているが、今回だけは徹底した『いま、ここ主義』だった日本人が唐突に宗旨変えして未来(Tomorrow)に救いを求めている。
しかも全員でその明確な事実を必死で隠しているのですが、それだけ目の前の現実が悪いのである

『五輪マーク「そっくり」IOCに差し止め請求へ』

2020年東京五輪の大会エンブレムのデザインが、ベルギーにある劇場のロゴマークに似ているとの指摘が挙がっている問題で、劇場のマークを手掛けたデザイナーの弁護士は30日、東京五輪のエンブレムが著作権を侵害している疑いがあるとして、国際オリンピック委員会(IOC)に使用差し止めを求める申立書を送付する方針を明らかにした。
申し立ては、ベルギーのリエージュ劇場のロゴマークをデザインしたオリビエ・ドビさん(52)と同劇場の連名で行う。
弁護士は30日、『東京五輪のエンブレムはドビさんの作品を基にしていると考えられる』と説明。IOCに31日までに申立書を送り、東京五輪のエンブレムの決定過程などの説明も求める。
ベルギーのオリンピック委員会とも協議した上で方針を決めたという。
7月31日読売新聞



『エンブレム酷似騒動の佐野研二郎氏 事務所の公式HPが閲覧制限』

ベルギー・リエージュ劇場のロゴに酷似していると、インターネット上で話題になっている2020年東京五輪の公式エンブレムをデザインしたアートディレクターの佐野研二郎氏(42)のデザイン事務所「MR DESIGN」の公式ホームページが29日、閲覧できない状態となった。
「アクセスが集中しており、一時的に閲覧制限をおこなっております」としている。
また、佐野氏のツイッターも非公開となり、フェイスブックのアカウントが削除されていることも判明。
ネット上では佐野氏の姿勢を厳しく批判する声も上がっている。
東京五輪とパラリンピックの公式エンブレムは昨年9月に公募が行われ、104件の応募から同11月に8人の審査委員会による選考を経て今月24日に発表されたが、ベルギー東部リエージュ在住のデザイナー、オリビエ・ドビさん(52)が自身のデザインしたリエージュ劇場のロゴと「驚くほど似ている」とフェイスブックに投稿し、“騒動”となった。
7月30日スポニチ


それにしてもあの超バカデカイ便器そっくりの新国立競技場のデザインを選んだ安藤忠雄と同じ火に油を注ぐで無責任極まる最悪の対応には呆れ果てるやら腹が立つやら。
今回デザインした佐藤本人がツイッターやフェイスブックまで閉鎖して、一切、何のコメントも出さず沈黙をしているが、これでは世界から『盗作を認めた』と受け取られかねない。表に出てちゃんと『盗作ではない』と釈明して、東京(TOKYO)オリンピックでは無くて『Tomorrow』だったロゴマークのコンセプトを説明するべきである。

『東京五輪エンブレムの「酷似」物議・・・中国メディアが微博で取り上げ、中国ネット民の注目集める』

中国メディア・環球時報は30日、先日発表された2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムについて、ベルギーにあるリエージュ劇場のロゴマークに非常に似ていることが明らかになったとする日本メディアの報道を、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)を通じて伝えた。
記事は、デザインが酷似しているとの指摘に対して東京五輪組織委員会が盗作を否定、ロゴをデザインした佐野研二郎氏はノーコメントとしていることを紹介。
日本のネットユーザーからは「とんでもない恥さらし」との批判の声が続出しているとした。
同エンブレムをめぐって持ち上がった「パクリ疑惑」に中国のネットユーザーも大注目。
環球時報のツイートに対して「品も創意もないゴミ」、「日本はずっとパクリ国家」、「パクリ大国から学んだんだな」、「よしよし、どんどん中国っぽくなってきたぞ、弟よ」、「こんな国が五輪開催地に立候補するなんて、IOC(国際オリンピック委員会)も笑ってるだろうな」などといった批判や揶揄のコメントが続々と寄せられた。
一方、「パクリ大国」と称されてきた自国の状況を棚に上げて日本の揚げ足を取るような風潮をたしなめるユーザーや、「パクリとは言えない」との意見も多少なりとも見られた。
しかしこのエンブレム、パクリ疑惑のあるなしにかかわらず、もともと中国ネットユーザーからは酷評だった。
中国中央テレビ(CCTV)が24日に微博(ウェイボー)でエンブレムの決定を報じたところ、コメント欄が「ダサい」、「カッコ悪い」、「天地を驚かせ、鬼神を泣かせるほどのダサさ」、「北京五輪のロゴのほうがまし」などといった感想や意見で埋め尽くされた。
今回のツイートに対しても、パクリに対する評価ではなく、「何の美しさもない」、「もっとも重要なのは、ダサいということだ」といった感想が少なからず見られた。
また、「こんなにダサくパクれるなんて」という身も蓋もないコメントを残すユーザーまで出現した。
どうやらこのエンブレムは、そもそも中国ネットユーザーの審美眼にはマッチしていなかったようだ。
7月30日サーチナ




『そんな悪くない未来へ』フクシマから9年後の日本(2020年東京五輪)

『悪過ぎる日本の現状、暗すぎる未来』
去年の2014年3月26日に、2020年東京オリンピック組織委員会の初めての理事会が東京都内で開かれている。
ところが、毎日新聞の報道が西日本(大阪本社版)と東京など東日本(東京本社版)との報道姿勢が対照的。ほぼ180度逆さまなのである。
理事会開催翌日の毎日新聞の東京朝刊の見出しは、『20年東京五輪:組織委、本格始動 理事会初会合、豊田副会長ら選出』。
写真は竹田恆和理事、森喜朗会長(76)、御手洗冨士夫名誉会長(78)、武藤敏郎事務総長(70)。(到底6年後の2020年にも今のように元気に活動しているとは思えない面々)
同じ27日の毎日新聞(西日本版)は『初めてのオリンピック組織委員会の理事会開催』なのに内容が正反対。記事の文字量も半分以下。サブタイトルが『東京五輪組織委 秋元、蜷川理事ら意欲』とあるだけ。
記事にも見出しにも森喜郎会長や御手洗名誉会長など政治家や財界首脳などの組織委員会幹部の名前が一回も出て来ない。
西日本版は同じ編集方針で一貫していて、写真家の蜷川実花(41)現役アスリートの室伏広治(39)体操の田中理恵(26)パラリンピックの成田真由美(46)。西日本版に出てくる最年長は作詞家というよりAKB48で有名な55歳の秋元康。
西日本番は記事も写真も若手理事がメインで、森会長など年長幹部が一人も出てこない徹底振り。
27日の毎日西日本版記事だけを読んだ読者なら、初回のオリンピック組織委員会理事会に森会長が参加していた事実に誰一人も気が付かないような、驚くべき書き方(編集方針)なのである。
しかし一番驚いたのは、この毎日新聞の記事の特異すぎる、有り得ない『見出し』だった。
2020年東京オリンピックの初回理事会に対する毎日新聞西日本版の編集部の選んだタイトルは、よりによって、不吉で暗示的な『そんな悪くない未来へ』だったのである。

『近い将来(TOMORROW) そんな悪くない未来へ』

1年半前の2020年東京オリンピック組織委員会の初の理事会開催を、西日本版の毎日新聞(大阪本社)は3月27日に報じるが、見出しが何と、『そんな悪くない未来へ』だったので思わずのけぞった。(今回発覚した盗作疑惑のロゴマークのtomorrowと、その発想が同じ)
東京オリンピック開催のタイトルとして、幾ら謙遜が美徳である日本人でも無茶苦茶。突然の葬式など不幸な出来事ならぴったりだが、逆の祝い事では縁起が悪過ぎる言葉なのである。(もしも結婚式に招かれて『そんな悪くない未来へ』と祝辞で喋ったら集まった親族に袋叩きに合います)
いくらなんでも『有り得ない』。
『如何だ。!参ったか!』と言うような、恐ろしすぎる笑い話である。
毎日新聞編集部ですが、もはや避けれない目の前に迫る未曾有の日本国のカタストロフィを誰よりも知っているのですよ。北欧神話の世界の終り(ラグナレクの日)は2014年2月22日だったが、日本国では北欧バイキングの終末神話が4年前に起きたフクシマの核事故で現実化していたのである。
TOMORROW(トゥモロー)は20年前の1995年に発売された岡本真夜の作詞作曲によるデビュー作で200万枚の大ヒット。福島第一原子力発電所事故が起きた翌年の2012年にはアルバム『Tomorrow』が発売されている。
『Tomorrow』の歌詞のサビの部分を紹介すると、
涙の数だけ強くなれるよ アスファルトに咲く花のように 見るものすべてに怯えないで あしたは来るよ 君のために
あわててジョークにしても その笑顔が悲しい  抱きしめてる思い出とかプライドとか 捨てたらまた いいことあるから   
あしたは来るよ どんなときも・・・

『24日の発表時には沈黙していたのに・・・』

ベルギーの劇場のロゴに似ているとの話も有るが、一番似ているのは矢張り喪家の忌章で何とも不吉であり、矢張り、フクシマから9年目の一番放射能の被害が出る2020年の日本でのオリンピック開催は無謀すぎる。
2020年東京オリンピックのエンブレムの発表時には沈黙していた日本のマスコミですが、なんと、エンブレムに盗作疑惑が出た途端に君子豹変。全てのメディアが取上げる。
日本のマスコミの動きですが、応援する気持ちは少しも無くて、全員で2020年東京オリンピックが失敗するように誘導しているように見える。
半世紀前の1960年台の日本ですが、クーラーなどの空調設備の有る建物は珍しい。夏は電車も自動車も窓を開け放して走っていた。
インチキ臭い地球温暖化ですが、先進国の都市がヒートアイランド現象で暑くなってることは体感で誰でもが知っているのです。
そして東京の過密化と道路の舗装などの影響で夏の暑さはとんでもないことになっています。1964年(昭和39年)の東京オリンピックの開会式が行われた10月10日を1966年(昭和41年)から国民の祝日としたが、46年ぶりの東京オリンピックが8月開催など、正気の沙汰ではありません。
フクシマの放射能とは関係なく、死人が大量に出ます。
4年前のフクシマの放射能でアメリカ軍の原子力空母ロナルド・レーガンの乗員だった多数の米兵が健康被害で訴訟を起こしているのですが、もしも2020年東京オリンピックを強行実施すると、海外からのアスリートや観光客からの莫大な額の健康被害の訴訟が押し寄せるでしょう。
放射能が直ぐに影響しないとしても、猛烈な東京のヒートアイランドは間違いなく健康に影響する。
欧州のパリやロンドンはサハリンやカムチャッカ半島と同緯度であり、日本列島の緯度が低いので夏には亜熱帯になることを知らないのでしょうか。炎天での競技などは暴力そのもの。基本的に無茶苦茶なのです。

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