歴史的な4・29衆議院3補選で野党完勝「自民全敗」2009年参院選(政変)時とは大違い。社会全体を蝕む全般的な「不信感」の蔓延
自滅した岸田自民党、「棚ぼた勝利」の立憲民主党(泉健太代表)
与党自民党のオウンゴール(自滅)で3戦全勝した立憲民主党の泉代表。衆議院の3補欠選挙の立憲民主党完勝は典型的な「棚ぼた勝利」だが、いみじくも「日本会議の研究」の菅野保は「立憲は、棚の近くにいたから勝った」と解説している。
4月29日(日曜日)夜8時の、開票と同時に政府与党の自民全敗が決まった歴史的な大事件だが、翌29日も休日とはいえ新聞各社が第一面に大きく「自民全敗」と大見出しがある紙面が薄すぎる。
配達された新聞紙を掴んだ瞬間に「軽い」と思うほど縮小していたのである。(★注、今回は明らかに100年前の米騒動や二・二六事件にも匹敵するほどの「歴史的な大事件」。政治的にも歴史的にも巨大な分水嶺だが、メディアや「知的エリート」であるジャーナリスト達は報じることを怖がっている)
3年前の前回2021年10月31日衆議院総選挙で立憲民主党枝野幸男代表は日本共産党(志位和夫)やれいわ新選組(山本太郎)社民党などの野党統一「成立合意」を選挙戦の真っ最中の土壇場で裏切る奇妙な不貞行為?を働いた挙句に、総選挙での大敗を理由に党代表を早々と辞任。逃亡する。
全マスコミ主張、解散時議席と比べれば立憲は大きく減らして「大敗」した
ところが立憲民主党結党時(安倍内閣2017年10月)総選挙では野党第一党党首の日本版ネオコン前原誠司が民進党解散と小池百合子「緑の党」への合流を発表し、追い込まれた枝野が仕方なく「立憲」を結党した時と比べて大勝していた。その後の枝野幸男の多数派工作で引き抜いた「水ぶくれ」分が身に付かなかっただけ。まさに数字のマジックである(★注、2021年総選挙で全てのマスコミが繰り返した「与党共闘路線の立憲敗北」とは典型的なメディアのフェイクニュースである)
与党「自民党」補完勢力ではなく一字違いで大違い「自民党の補欠候補」2軍の維新や国民民主
野党共闘を模索して一時は成功したが、途中で腰砕けしたヘタレの前代表の枝野幸男とは違い、最初から野党共闘を拒否した(与党の補完勢力と言うより、自分自身が与党自民党に入ることだけが目的の与党の2軍。自民補欠の国民民主や維新との連携を考えたらしい)2019年参議院議員では2017年総選挙以上に大敗するが少しも反省していないソフトモヒカンの泉代表は辞職する考えが最初からない「無責任男」なのである。
衆院東京15区補欠選挙で当選を決め、笑顔の酒井菜摘氏と立憲民主党の長妻昭政調会長(4月28日夜共同通信社)写真で当選の酒井菜摘だけは笑顔だが、それとは対照的に立憲の長妻昭政調会長は笑っていない(★注、日本の社会全体で全般的な政治不信が起きていたのである)
5月1日 JBpress(神宮寺 慎之介)
4月28日に投開票された東京15区、島根1区、長崎3区の衆院議員補欠選挙では、いずれも立憲民主党の候補が勝利した。3選挙区とも元は自民党が議席を押さえていたところだが、今回自民が候補者を擁立したのは島根1区だけ。他は公認候補すら立てることができなかった。
東京の下町の江東区が選挙区である15区には9人が立候補。混戦を制したのは、立憲民主党の元江東区議・酒井菜摘氏で、4万9476票を獲得し、2位の元参院議員・須藤元気氏(無所属 ★注、旧立憲民主党)の2万9669票、3位の維新公認の新人・金沢結衣氏の2万8461票に差をつけての当選だった。
ベストセラー「五体不満足」の著者だった乙武洋匡氏(小池百合子「都民ファースト」と国民民主党)は1万9655票で接戦の仲間入りすらできなかった。「過去に女性問題で週刊誌に叩かれていたこともあり、彼に対して厳しい見方が多かったのが票に現れてしまったということでしょう。今後も選挙は難しいと思います」(全国紙・政治部デスク)
最低の投票率
しかし、3候補が当選した立憲民主党にしても、「めでたい」と浮かれている場合ではない。
東京15区=40.70%(2017年の55.59%を15ポイント。前回・3年前2021年総選挙を18.03ポイントも大幅に下回る)
島根1区=54.62%(過去最低の2014年の57.94%を下回る)岸田首相が2回も応援演説した「保守王国」で立憲の亀井亜紀子が8万2691票、一騎打ちだった自民5万7897票
長崎3区=35.45%(過去最低の2014年の51.58%を16ポイントも大幅に下回る)立憲山田勝彦5万3381票、維新の2万4709票にダブルスコア
解散カードは事実上封印
「国会は6月終盤まで開催されますが、その後の解散の可能性が高いと見て各党の国会議員は毎週選挙区に戻って活動をしていました。・・・岸田政権にとって一番大事なのは9月の総裁選で再選すること。今国会閉会後に解散して総選挙になだれ込めば、惨敗して総裁選に出馬することもできなくなる可能性が高い。結局、党勢回復に向けて何も策を取らないまま、総裁選での再選だけを考えて動くことになりそうです」(前出・政治部デスク)
衆院3補欠選挙の結果を受け、取材対応に臨む日本維新の会の馬場伸幸代表=4月28日夜、大阪市の党本部(写真:共同通信社)
「立憲を叩き潰す」の日本維新の会・馬場代表への手痛いしっぺ返し
窮地に立っているのは自民党や岸田政権だけではない。
維新の馬場伸幸「立憲民主党を叩き潰す必要がやはりある」。「わが党は有言実行で約束したことは必ずやるが、立憲民主党はいいことを言って高めの球は投げるが、絶対にやらない。理由として『法律が通ってないから』などといつも言う」。「時々、政権が入れ代わることが日本の政治を良くし、政治家が国家国民のために働く原動力になる。自民党と日本維新の会が『二大政党』で戦い合うようになれば、お互いに切磋琢磨していくレベルに政治が変わる」と述べて維新の会が自民党と並んで政権を担うと言っている
ところが、叩き潰すはずの立憲に「惨敗」。威勢のいいセリフで有権者の関心を引いていただけに、維新の会にとっては手痛い敗北である。
「馬場代表の存在の軽さというのがひと際目立っている
能登半島地震直後の1月4日に馬場代表は『万博があるから(被災者たちも)頑張って欲しい』と震災と万博を結び付けた発言をして顰蹙を買った事実を消し去ることはできません。また予算をドンドン上回っている万博の杜撰な計画に対し、反省の声を聞くことはできません。
維新が万博誘致をしたのは事実で、万博開催に異論も吹きだしているのに、ムードが盛り上がらないのはまるで宣伝が足りないからというような頓珍漢な対応をしている始末。万博誘致を最大のウリにしてきたのに、現在はその“実績”を伏せる
維新を全国区にする目論見も見果てぬ夢であったことを思い知らされたのではないでしょうか。もっと地に足を付けた活動をするべきでしょう」(前出・政治部デスク)
維新「離党ドミノ」
自民党の裏金問題に世間の関心が集まっているが、その陰で維新は昨年末から大きく揺らいで、長崎県で市議が3人、和歌山県でも県議1人と市議が2人の計6人が離党が相次ぐ。
昨年春の統一地方選で初当選したが11月24日、日本維新の会の長崎県総支部3市議が「県総支部の執行部からパワハラを受けた」と離党。長崎県内の議員がいなくなるという異例の事態となったが、離党騒動はこればかりではなかった。和歌山県でも昨年暮れに長崎県と同じような理由で維新の会所属の県議と和歌山市議2人の計3人が離党。長崎と和歌山の事例を並べてみていくと、そこには維新の会が持つ独裁的な体質が見えてくる。
総支部はパワハラ行為を否定
長崎県の場合は、県総支部の役員会で、幹部が「ポンコツ3人を除名したらいい」などと話す録音データを公開、「運営が健全でないため、党本部に県総支部執行部の刷新を訴えてきたが認められなかった。苦渋の決断です」
県総支部側は当選後に約束事などを巡ってトラブルがあったと説明。3氏が主張するパワハラ行為について、「必要上、大きな声や強い口調で指導することもあったが、事実と大きな隔たりがある」と否定した。
批判を許さない(上意下達の軍隊かヤクザ)体質
離党した3氏らは、去年夏ごろからそれぞれに県総支部の執行部から恫喝や親族に対する嫌がらせなどのパワハラを受けてきたと主張。またこれまで何度も党本部に対し、執行部の刷新を求めてきたが、改善の兆しが見られなかったとして離党届を提出した
「・・・この時期から日本維新の会長崎県総支部によるパワハラ行為や候補者等の離間を目的とした虚言に私どもは悩まされてきたのです。私たちは度重なるパワハラ行為や嫌がらせ、誹謗中傷を受けてきました。これは健全な組織運営ではないと判断をし、日本維新の会党本部に長崎県総支部執行部の刷新を求めてきましたが、意見を言う場もない。対話も無い状態で突然の離党勧告をするのはまるで独裁国家のようなものだと呆れてしまいました。執行部が決めたことに対し『イエスマン』でなければならないというのが大前提であって、意見を言う者は排除されるという構図です。民主主義国家でありながら、自由に自分の意見を言えない風潮を作っているのが今の維新の会の本質だとしか思えません。国会議員の数を増やすことが最大の目標になっているようです・・」
長崎県と和歌山県は「これは全くの偶然であり、和歌山の離党した議員とは面識もありませんし、相談したこともありません。ただ、執行部への不満というのは同じようですから、これは総支部の執行部の対応に問題があるということなのでしょう」。実は長崎と和歌山の総支部長は同一人物。大阪一区の井上英孝衆議院議員が維新の国会議員が選出していない総支部の支部長を兼任していたのである。
(抜粋)
5月1日 JBpress
「負け犬の遠吠え」維新・馬場代表 補選全敗での“発言”に批判の声、泉房穂氏は代表辞任を要求© SmartFLASH(★注、極めて態度が悪い「無責任男」維新の馬場も立憲の泉も髪型が同じソフトモヒカン)
4月30日 SmartFLASH
4月28日に投開票された衆院3補欠選挙で、日本維新の会は候補を擁立した東京15区、長崎3区でともに立憲民主党に敗れた。
「両選挙区では、自民党が候補擁立を見送ったことから、次期衆院選での野党第一党をめぐる前哨戦の様相を呈していました。街頭演説に立った維新の馬場伸幸代表は『立憲民主党をたたきつぶす』『共産党は日本にいらない』と、立憲や、候補を取り下げ立憲支援に回った共産への批判を展開。しかし、長崎3区では立憲候補に3万票近い差をつけられ完敗。東京15区では、立憲候補に2万票以上の差をつけられたうえ、無所属で出馬した須藤元気氏にも遅れをとる3位で落選。保守層の受け皿となりきれないことを露呈してしまった」(政治担当記者)
馬場代表の敗戦の弁「総合的に我が党の実力のままの結果だと思う。まだまだ関西以外で小選挙区で勝つということは、非常に厳しい状況だ。近々おこなわれるであろう衆議院選挙に向けて、全国的に全員が原点に戻って一からの活動を積み重ねていく」
「立憲をたたきつぶす」など下劣な対決姿勢について馬場代表は、少しも懲りずに「国会での立憲民主党さんの活動ぶりを毎日目の当たりにしており、今、非常に日本が厳しい情勢、国内外で大きな難しい課題が山積している中で、あの方々が野党第一党でやっておられても、日本は良くならない。これはもう実際の経験から申し上げていることで、別に悪口を言っているわけではない。今後もそこは厳しく指摘をさせていただく」と完敗したあとも、馬場代表が「立憲が野党第一党では日本は良くならない」と繰り返したことに、SNSでは、批判的な声が多く上がっている。
《似非野党(自民の犬)の負け犬の遠吠え。叩き潰されたんやから出てくんな》
《自民党がこんな状況なのに何もできていない上に他の野党に負けてる時点で終わってる》
《立民を叩いても「維新がいい」とはならない事をいい加減学べよ》
《炎上覚悟で、あえて言いたい。維新の馬場代表は、長崎と東京での補選2敗の責任をとって、代表を辞任すべきだ。政治家とは責任を取るのが仕事だ。維新の支持者も声を上げるべきだ。立憲と勝負をして負けた以上、代表に居座るのはどうかと思う。馬場代表よ、潔く辞任すべきだ!》前兵庫県明石市長で弁護士の泉房穂
(維新が立憲と)「ことさら戦おうというような構図作りはあまり功を奏さないのではないか」立憲の泉健太代表
(抜粋)
4月30日 SmartFLASH
維新が大阪だけで勝てるには特殊な理由があり、歴史的に大阪には不思議な反中央。反権力精神?が存在していたし、そもそも大阪の維新は元自民党組織である。もちろんテレビ局も維新と一体構造。下品な弱い者いじめの笑いの吉本興業も維新とベッタリ。シャム双生児のように一心同体だったのである。しかも日本一破壊的カルト宗教「創価学会」が強くて無敗を誇っていて、維新と選挙協力していたのです(★注、次回国政選挙から一方的に維新が独自候補を立てると言い出したので維新と公明党の選挙協力が自動的に消滅する)
『反権力反常識アンチ中央の大阪の伝統に上手く便乗したやしきたかじんや橋下徹』ついでに百田尚樹
日本人の特徴であるが、体制に忠実で建前を重視してなかなか本音を言わない。礼儀正しく従順で大人しい。(2011年の東日本大震災での日本人の遵法精神の高さに世界のマスコミは驚嘆している)
ところが大阪人は今東光の小説『悪名』の八尾の朝吉のようにアンチ中央で反権力反常識、反知識層、反正統派。遵法精神に欠け目立ちたがりで実利を重んじる。1958年の売春禁止法で禁止された遊郭を残しているのは大阪市西成区の飛田新地だけ。もしも『負の文化遺産』なるものがあれば真っ先にノミネートされている。
その飛田新地の管理売春業者の顧問弁護士だったのが橋下徹大阪市長だったが、これは偶然では無くて必然だったのである。(橋下を左翼は極右だと思っているが大きな勘違いである。ファシズムでは無くてヤクザのチンピラ3流タレントが政治コッゴをして遊んでいるだけ)
歴史を遡れば蘇我氏や聖徳太子など正統派と争って敗れた物部氏の重要拠点が大阪八尾市であったし、南北朝時代にも南朝方が城を築いて京都の北朝に戦いを挑み抵抗するが負けている。
乙巳の変(大化の改新)で7世紀に飛鳥から大阪(難波宮)に遷都したが短期間で中大兄皇子や間人皇后は飛鳥に帰って仕舞う。大阪を首都にすることで伝統を否定して改革を目指した孝徳天皇(反主流派)は失意のうちに崩御する。
他にも豊臣秀吉の大阪城などの、『大阪の都』構想は何度か成立するが何れも短期間で崩壊している。
下品で非常識なやしきたかじんや橋下徹や百田尚樹がなぜか大阪では熱烈に支持される不思議の背景ですが、歴史的に大阪人が持つ反中央、反正統派の伝統が大きく影響しているのだろうか。2015年11月09日 | 地方自治 橋下後継、吉村洋文は百田尚樹嘘八百「殉愛」のY弁護士
ギリギリで辛くも医療崩壊寸前で踏みとどまった日本の首都東京。対照的に簡単に医療崩壊した大阪(維新)
絶大だったテレビの威力
↑図を見れば明らかだが、新自由主義で保健所など医療インフラを破壊した「日本維新の会」の高い得票率と、なんと、大阪発(吉本興業のお笑い芸人が維新の松井市長や吉村大阪府知事を思いっきりヨイショ)のテレビ放送が視聴できる範囲とがピッタリ一致
近畿圏だと思われている三重県は天下分け目の関ヶ原の東で東日本の名古屋文化圏に属し、一般市民では新聞は中日新聞を購読しテレビ局の電波も名古屋の放送を視聴している。(★注、図の中で維新の一番色が濃い県西端の名張市は唯一三重県で大阪からのテレビ局が視聴できる範囲だし、近鉄特急で大阪の通勤圏内だった)
四国で最も色が濃い(維新の得票率が高い)徳島県だけは海を隔てているが大阪のテレビ放送の視聴できる特徴がある。(★注、新聞が恐ろしい真実を報道していれば結果は大きく違っていたのである。維新躍進とはテレビなどマスコミの演出した詐欺か手品)2021年11月13日 | 存在脅威管理理論 突出する大阪(維新)のコロナ致死率
4カ月前、去年12月の江東区区長選挙
全国で8しかない1自治体1選挙区の衆議院東京15区(江東区)
小池側近候補57,209票35%で当選した4カ月前の去年12月10日第16回江東区長選挙
野党共闘「酒井なつみ」34,202票21.0%次点で落選(維新は12,649票7.8%の最下位で供託金没収)
その8カ月前(現在からなら1年前の2023年4月23日第15回江東区長選挙で75,906票38.46%当選した自民分裂の女性区長は選挙違反で逮捕され辞職)自民党推薦の区長候補は62,148票31.49%の僅差で落選する。共産党候補25,167票12.75%なので東京15区では大事なキャスティングボードを握っていた。(★注、定数44の江東区議会の立憲民主党所属議員は1議席しかないが共産党は5議席)
「御名御璽」 |
常に勝つ方にくっつく奇妙な神通力を失った「爺殺し」の緑タヌキ |
32年前の1992年(8党連立)細川護熙首相の日本新党を振り出しに、一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった元自民党幹事長小沢一郎の自由党、森喜朗総理や小泉純一郎の自民党など常にトップに立つ「勝ち馬」の8党を渡り歩いた「政界すごろく」「政界の渡り鳥」小池百合子の華麗な変遷(★注、小泉純一郎首相秘書官だった飯島功によると「小池百合子は富士山と同じだ。遠くから見る分には美しいが、近くによると汚い汚い。」との政界の裏話を語っている)
4月30日 読売新聞
衆院東京15区の補欠選挙について振り返る小池都知事(30日、都庁で)
東京都の小池百合子知事は30日、衆院東京15区補欠選挙の結果について、「(街頭の)反応は大変良かったが、票につながらなかった。多くの反省点があり、これから検証していく」と述べた。
小池氏は、5位に終わった作家の乙武洋匡氏(48)を支援していた。(★注、東洋経済社よると小池百合子は乙武推薦を見送った自民と公明の都連国会議員らに、連日自ら電話で支援を求め続け12日間の選挙戦のうち9日間も応援に入るなど、まさに陣頭指揮で「自分以外の選挙で、こんなに力を入れているのは見たことがない」と驚くほどだった乙武洋匡と一心同体状態での惨敗だった)
5月1日 東スポWEB
前川喜平元文科省事務次官が東京都知事選挙(7月7日)に向けて野党共闘「候補者選定委員会」で、小池百合子都知事の〝学歴詐称疑惑〟について、まず衆院東京15区補欠選挙に触れ「都知事選の前哨戦だった」。「小池百合子さん、もうそろそろお引き取り願ったほうがいいんじゃないか、という気分が有権者の間でもかなり広がってきている」。学歴詐称疑惑は2020年にも報じられたが、今回は「都民ファーストの会」元政務調査会事務総長で小池側近の小島敏郎「文芸春秋」(5月号)で、学歴詐称の隠ぺい工作に加担していたと告白。
「小池さんについて信用性に大きなクエスチョンマークがついたのは、学歴についてエジプトの軍閥政府に弱みを握られているところなんですよ。これは非常に危ないことです。日本の政治家にそんな人がいていいのかということです」。
「私は前からあの人はうそつきだと思っていた。やっぱり大うそつきだったんだということが分かった。自民党のおじさん政治を叩くと言って(都知事選に)出てきた人がですね、いつの間にか自民党のおじさんたちと手を結ぼうとしている。なぜか萩生田さんと仲が良いらしくて、おかしいだろうと。統一教会と裏金にまみれている人と。おそらく都民ファーストの中からも『(小池氏には)もうついて行けない』という方が出てくるんじゃないかと思います」(抜粋)
4月30日 毎日新聞
★注、与党自民党補完勢力(権力内のドブネズミ)の小池百合子にしろ公明党山口代表にしろ同じで、無責任にも程がある。(歴史的な政府与党の完敗を、所詮は他人事だと思っているらしい)
東京15区 立民 酒井菜摘氏が当選 衆議院補欠選挙
過去最多の9人による争いとなった衆議院東京15区の補欠選挙は開票が終了、立憲民主党の新人、酒井菜摘氏(37)が初めての当選を果たしました。
▽酒井菜摘(立民・新)当選 4万9476票(★注、4カ月前の江東区区長選挙34,202票21.0%なのですから歴史的な低投票率でも5割近くも得票を増やして圧勝、しかし、2023年4月23日第15回江東区長選挙で25,167票12.75%を得た共産党が協力しなかったら次点の須藤元気に逆転で負けていた)
▽須藤元気(無所属・新)2万9669票(★注、枝野幸男の旧立憲民主党参議院議員だが、消費税減税を主張して、しかも遺伝子操作mRNAワクチン接種強制に反対して執行部から離党勧告を受けるが拒否、その後「緑の党」など旧民主党議員を吸収合併して新「立憲民主党」成立時に参加を拒否。無所属となった地元江東区出身の元総合格闘家で、フィジカルの強さを生かし今回は自転車で地道に選挙区内をくまなく回った。次点に食い込む大健闘に拍手)
▽金澤結衣(維新・新)2万8461票(★注、4カ月前の江東区長選の2倍の得票だが自民党不出馬で維新が「与党票」の受け皿になっただけ。もし前回のように自民党出馬なら東京15区も長崎3区も同じで維新は供託金没収)
▽飯山陽(諸派・新)2万4264票(★注、永遠のゼロの百田尚樹の「保守党」推薦。コーランには多神教徒を殺せと書いてある「戦争の宗教だ」との過激なアラビア語通訳で夫はネトウヨの機関紙的な産経新聞バンコク支局長、今回はアラビア語を駆使してエジプト国立カイロ大学卒の学歴詐称を厳しく指摘。小池百合子「都民ファースト」推薦の乙武に勝っていた)
▽乙武洋匡(無所属・新)1万9655票(★注、マスコミが大騒ぎする裏金問題の与党自民党の推薦を蹴って江東区では1議席しかない「都民ファースト」と国民民主一本に絞ったのが大失敗だった。2017年総選挙での民進党の解散合流で「排除いたします。」の唐突な小池百合子「緑タヌキ」の凋落は教訓的である)
▽吉川里奈(参政・新)8639票(★注、今までの経歴や思想的には右翼に属する小集団だが危険極まる遺伝子操作mRNAワクチン接種強制に反対するワンイシュー。参政党は一定の強固な支持層を持っている。今回は地元江東区出身の総合格闘家、次点だった須藤元気に「反ワクチン票」が流れた模様)
▽秋元司(無所属・元)8061票
▽福永活也(諸派・新)1410票(★注、弁護士なので学歴だけなら申し分ないが、立花孝志のNHK党からの出馬が足を引っ張った。2022年参議院選挙の105万票、得票率2.36%でガーシー容疑者初当選がピークで、直ぐに参議院懲罰委員会による除籍、恐喝などでの逮捕拘留、裁判での有罪が続いて、短期間でNHK党の不真面目な商売が終わっていたらしい)
▽根本良輔(諸派・新)1110票(★注、選挙運動に名を借りたマイクを使った選挙妨害で世間を騒がしたが、これも不真面目なNHK党の分派。二人を合計しても2520票、得票率0・5%以下と最盛期の20分の1)
立憲民主党の新人の酒井氏(37歳)は去年12月に行われた区長選挙に立候補しましたが落選しました。今回の選挙では自民党が候補者擁立を見送り、野党や無所属の候補など、過去最多の9人が争いました。
共産党はいったん擁立した候補者を取り下げて、酒井氏の支援にまわり、その結果、立憲民主党や共産党などの支持層を固めたほか、いわゆる無党派層の支持も集めました。
酒井氏「信頼のできるまっとうな政治を」
当選した酒井氏は「利権や金ではなく国民の声を受け止めて動く、信頼のできるまっとうな政治を訴えてきて、有権者に一定の理解をいただけたと受け止めています。政治資金規正法の改正などが重要なテーマになると思いますが、助産師の専門性を生かして、子育て支援や障害者政策、社会保障制度改革など人に優しい政治を進めていきたい」と述べました。
須藤氏「ベストを尽くせた」
及ばなかった須藤氏は「敗因はすべて自分の力不足です。自分のできることはすべて出し切り、ベストを尽くせたと思っているので、結果を受け入れて経験をいかして、この国を良くしていくために活動していきたい」と述べました。(★注、須藤元気は枝野幸男の立憲民主党参議院議員で消費税減税、mRNAワクチンに懐疑的で離党勧告を受けるが、それなら次点の須藤元気は健全野党の元祖「立憲民主党」であると考えられ、本家「立憲民主党」の酒井なつみ票を合計すると得票数が軽く過半数を超えている)
(政治不信の象徴的存在)乙武氏「責任を感じている」
及ばなかった乙武氏は「私の力不足で深く責任を感じています。結果がすべてなので現時点ではそれを受け止めるしかありません。支援をもらった皆さんの期待に応えられず本当に申し訳ないと思っています」と述べました。
投票率40.70% 前回を18.03ポイント下回る
江東区選挙管理委員会によりますと、衆議院東京15区の補欠選挙の投票率は、40.70%で、前回・3年前の選挙を18.03ポイント下回りました。
(抜粋)
4月29日 NHK
「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び…」衆院補欠選挙で「共産党」の名前を出さなかった日本共産党(田村 智子)
有権者40万人の東京15区(江東区)で常に日本共産党は2万票強(得票率で1割強)の支持がありキャスティングボードを握っているが今回は裏方に徹する。
今回の歴史的な野党共闘を成功させた功労者は「棚ぼた勝利」の立憲民主党泉代表ではなく、間違いなく(堪え難きを耐え、しのび難きをしのんだ)日本共産党(田村 智子)委員長(参議院議員)の大英断だった。「30年間も穏やかに死につつある日本」でも、とうとう巨大な歴史の歯車が動き出したのである(★注、半世紀以上もの長い間、待ち続けていたが一度動き出したら誰にも止められない。江戸幕府の崩壊や大日本帝国滅亡のような100年に1度あるか無いかの歴史的大変革を自分の目で目撃出来るのである。嬉しいような。恐ろしいような)
大きく報道されないが、今年1月1日に発生した能登半島地震では5カ月後の現在に至るまで組織的なサボタージュ(棄民政策)が行われていて不気味。日本列島全体に地殻変動が密かに進行中なのである。2009年麻生太郎首相の自民党支持率と同じ2割台だが当時の野党第一党(鳩山民主党)支持率は32%超だった。
政治不信の「元凶」茂木 敏充(2011年11月から自民党幹事長に居座っているがテレビや新聞には極力顔を出さない)
2022年参議院選挙2日前の安部晋三元首相謀殺で唯一奈良市西大寺駅前ガードレール内での予行演習の応援演説(★注、茂木幹事長の画像はいくらアップしても厳しいgoo検閲で必ず即座に削除される)をした茂木自民党幹事長で、もちろん長野県だった安倍元総理の応援演説を急遽奈良県に変えたのも茂木幹事長。公安警察と政府自民党とメディアが組んで「消えた弾丸」安倍殺しを演出したが、今マスコミが大騒ぎする統一協会もジャニー喜多川も松本人志も自民党裏金問題も大昔からエンドレスで続いていた日本の宿痾。今頃騒ぐ方が間違っている
“輸出戻し金”など『利権勢力にとっては“利権の塊”である消費税』の増税を自民党と一緒に決めた…という意味でも“戦犯”の野田氏がいまだに幹部なだけでなく、大きな顔をさせている…そのことだけでも『消費税減税を言い出さなくなった』ことと合わせて、今の立憲幹部のやる気のなさは明らかなのですよね。
(実質賃金が23か月連続低下など)景気が低迷し続け、世論は『消費税減税派が反対派の約三倍』なのですから、『消費税減税を軸に野党共闘』できるまともな幹部に差し替えれば、『 政権交代の可能性があるくらいヤバイ BY岸田政権を事実上仕切る木原誠二氏 』と岸田政権自体の憂慮は現実になってくるはずですが…。
☆消費減税「賛成」6割 「反対」は2割―時事世論調査
2023年11月16日18時05分配信
時事通信が10~13日に実施した11月の世論調査で消費税減税の賛否を尋ねたところ、「賛成」が57.7%、「反対」が22.3%だった。「どちらとも言えない・分からない」は20.0%。
メディアは相変わらず裏金問題のせいにしています。
日本だろうが米国だろうが政治が動く時にその背景に経済があります。
円安による物価上昇は国民生活を直撃しています。
これが自民党が全敗した真の理由。
裏金は追い討ちをかけただけ。
れいわの政策も円安物価高に打つ手なし。
それ以外にも、もっともっとたくさんいますが、この連中が長年にわたって日本国を極度に衰退させ、さらには「誰がやっても回復できない軌道」にのせてしまった。
岸田は確かに「安倍より悪い」ことが多いのですが、じゃ自公政権が続いているこの状態では、岸田以外の誰が出てこようが状態は似たようなものでしょう。
顕著に表れているのが、投票率の低さです。有権者が行動しないのでは、この国は「誰がやっても回復できない軌道」を進み続けるのではないでしょうか?
そうでないのがいいのですが・・・。