消火器が破裂、10歳男児重体 大阪・東成
15日午後4時50分ごろ、大阪市東成区中本の駐車場で消火器が破裂し、近所に住む市立中本小学校4年、翁長宥之介君(10)の頭や顔に消火器の破片が当たった。翁長君は病院に搬送されたが、意識不明の重体。東成署で詳しい原因などを調べている。
同署によると、現場の駐車場には消火器が4本置かれており、破裂した消火器は底の部分が腐食し劣化していたという。当時、翁長君は同級生と2人で一緒に遊んでいたが、同級生にけがはなかった。
現場近くで不動産業を営む男性(52)は「ドーンという大きな音がしたので、駆け付けると白い煙がもくもくと上がり、男の子が倒れていた。普段は、子供が遊ぶような駐車場ではないのに、どうしてこんな事故が起きたのか」と話した。
現場はJR森ノ宮駅の南東約700メートルの住宅街。【MSN産経ニュース/2009.9.15 21:11】
サビや凹み、部品の脱落など保存状態の悪い消火器は、ニュースのような破裂などの思わぬ事故に繋がる危険性があります。
また、製造日から8年以上経過した消火器は、容器の耐用年数が過ぎていますので絶対に使用しないで下さい。
(消火器の廃棄方法については、【不要になった消火器の処分(リンク)】をご覧いただき、参考にしてください。)
各ご家庭において任意に設置されている消火器については、管理が充分に行き届いてないケースが多く見られます。消火器を設置される場合、屋外(風雨のあたる場所)や高温多湿の場所をできるだけ避け、風通しが良く、お子様の手の届かないところで保管するようにしてください。また、取扱説明書などを必ず保管して購入した販売店を控えておき、処分する際に連絡が取れるようにしておいて下さい。
このような事故が起きると消火器を触るのも怖くなってしまいますが、8年の使用期限が過ぎていても、レバーを握らない限り(噴射しない限り)容器が破裂する恐れはまずありません。このことをご理解いただき、正しい処分にご協力いただきますようお願い致します。
事務局 農澤