このご存じでしたか?シリーズにて、日本のことわざや格言にて「火」にまつわることばをお伝えして参りましたが、今回は世界で「火」が使われることわざや格言を少しご紹介してみたいと思います。
○知識のない熱心さは、光のない火である。(いくら熱心にやっても、それに関する知識が無ければ、周りに影響を与えることができない。)【イギリスのことわざ】
○船は水よりも火を恐れる。(船は水に沈むことよりも火事になることの方が怖い。)【西洋のことわざ】
○火は実にあらゆる薪から生ずる。賤しい家に生まれた人でも、聖者として道心堅固であり、恥を知って慎しむならば、高貴の人となる。(どのような境遇にいる人でも、火のように明るく世の中を照らす人物に成りうる)【スッタニパータ(スリランカの経典)】
○借金と傷口と火は長続きするはずがない。【インドの格言】
○言論の自由というのは、火事場の混雑の中で、「これは見ものだ」と叫ぶ権利をいう。【イギリス(イッピーの格言)】
○愛は、火がついた友情。【フランスの格言】
日本では、「火」ということばは恐ろしいものや危険なもの、あるいはマイナスイメージを与えるものとして捉えられることわざや格言が多いですが、世界では必ずしもそういったものばかりではなく、主に人が発する情熱や熱意等、人の心を鼓舞するプラスのイメージを持ったことばが多いように感じます。「火」の恐ろしさはどの国でも変わらないですが、別の側面では「火」ということばによって勇気を与えられているのかもしれません。
この先も私たちにとって、この「火」が命を脅かす危険なものではなく、心に灯る「火」でありたいものですね。
事務局 農澤
大阪消防設備協同組合
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