私は昔から犬派。
とはいえ、ちゃんとペットとして飼ったことは無い。けれども、犬はいつもちゃんとこちらと向き合ってくれるような気がして、忠実なところに好感を抱いてきた。
猫は、勝手な思い込みかも知れないけれど、気まぐれで、こちら側をあまり注目してくれないような気がしている。つれない感じが、寂しいのだ。
世間を見回してみると、グッズや写真集は圧倒的に猫の方が多いような感じがするのは気のせいだろうか。
そうなってくると、余計に犬派に固執していった。
そんな犬派のわたしなのだが、最近猫の写真集を初めて買った。
きっかけは、この写真。
面白すぎ。
マフラーが似合いすぎ。なんて良い色合いなの、素敵すぎる。
小樽の浜に住む、ボス猫ケンジの写真集。
「みんなケンジを好きになる」
撮影したのは土肥美帆さん。
いつも心惹かれる海の街「小樽」。
ページをめくるたび、心が穏やかになる。
美しい海。
温かい浜の人たち。
写真に添えられた、のんびりした北海道弁。
ボス猫ケンジの人柄…猫柄が、写真から伝わる。
癒やしの一冊を手に入れた。
私も題名通り、ケンジが好きになった。
小樽に行って、ケンジに会いたくなってきた。