今日もあっという間に一日が過ぎる。
気づけば午後4時。ウォーキングに出る。やっぱり豊平川周辺へ。
藻岩橋に到着して、川を覗くとカモのペア3組ほどがいた。
他にもいないかなと思い、橋の欄干につかまり、ニューっと頭を川へ突き出した途端、橋の下から大型の真っ白い鳥が飛び出してきた。何と白鳥!感動。
川面を低空飛行。きれいだなぁ。
慌ててスマホを出すけれども、間に合わない。
50メートルほど前方へ川面スレスレを飛んだ後、左側の川の淀みに姿を隠した。
翼を広げた背中側からの大きく白い姿を、橋の上からほんの少しだけ眺められた。束の間の幸福。
あー、藻岩橋目指してきて得したなあ。
しばらく白鳥が淀みの陰から出て来ないかと、橋の上で待っていたが、再び姿を現すことはなかった。残念。
早速いつもの「さっぽろ野鳥観察手帖」を開いて調べるが、白鳥は掲載されていなかった。ということは、頻繁に札幌では見られない鳥なのだと言うことだ。
偶然出会えた事に更に嬉しさを感じた。
身体がそれほど大きくなかったので、恐らくコハクチョウだろうか。
単独でいたのは、何か事情があったのかな。傷ついていたのでなければ良いが。
橋の下は、野生生物にとっては格好の隠れ場なのかもしれない。
以前書いた「河川敷をウォーキング」の時も、ジョギングコースの小さな橋の欄干から顔を出した時に、カルガモとカワガラスが同時に飛び出してきて、驚いたことがある。
特に鳥類にとっては、空からの猛禽類の攻撃から身を守れるだろうし、陽の光も遮られる場所だから、人間の目にも触れづらい。
今回の白鳥は、私が橋の欄干から頭を出した時、川面に映った影に驚いたのだろう。悪い事しちゃったな。でも、会えて良かったけれど…。
キツネの探索の際にも、ミュンヘン大橋の下の部分を歩道から眺めてみたことがあるのだが、川ではない陸地の部分に、キツネのランダムな足跡がたくさんあった。
何をしていたのだろうか。捕まえた獲物をそこでゆっくりと食べていたのだろうか。
何れにしても生き物たちにとっては、警戒する範囲が限定される橋の下は、安心できる居場所なのだと言うことが良く分かった。
3月1日火曜日は、白鳥の姿を確認しに行きたかったけれど、食料の買い出しなどで時間を取られ、ウォーキング出来なかった。
明日また、藻岩橋に行ってみよう。