帰宅コースとして夫が選んだ北海道道1号の小樽定山渓線は、私にとって初めて通る道だ。
朝里川温泉から「朝里スカイループ」という螺旋状に大きな円を描く道路を上へ上へと登っていく。
大自然の中の遊園地みたいな道路で楽しい。
はるか下になっていく景色を覗き込むと、大きな螺旋階段の中心を見るような、ダイナミックな景観が広がる。
引き込まれそうな気がして、ヒヤリとした。
スカイループを上り詰めた後、朝里ダムの滝のような放水を車の中から眺めながら通過。
道路沿いに渓流も走り、所々で顔を出す。
途中小さなトンネルを数個抜け、朝里峠へ。
変化のある楽しいドライブコースだ。
地上は25度と今日は暑いぐらいだったのに、峠へ近付くに従い気温が下がり19度にまでなった。
雪!
山一面、雪に覆われている。5月ももうすぐ半ばなのに。いつ溶けるのか…。
朝里峠を越えたら後は下り。気温もぐんぐん上昇。
途中さっぽろ湖に立ち寄る。
さっぽろ湖は小樽内川をせき止め、定山渓ダムの貯水池として平成元年に作られたものだ。
湖ではあるけれど、見かけた時から惹かれるものが無かったのは、そういう理由だったからか、と妙に納得した。自然の湖ではないのだ。
さっぽろ湖を過ぎるとやがて定山渓に入り、そこからゆっくりと自宅へ戻った。
朝から夕方にかけての日帰り旅行を4回に分けて記載した。
やっぱり小樽方面はいいなあ。
運河で有名だけれど、古代ロマンの方にもっと脚光を浴びてほしい。
若い頃は“海”目的で行っていた小樽だが、今回の旅で古代遺跡への興味がフツフツと湧いてきたのであった。
目指せ!小樽古代遺跡制覇!